TISSUEという雑誌をご存知でしょうか。
人間の本質を深く追求している雑誌であり、サッカーの本質を追求する私も多くを学ばせてもらっています。
この雑誌のコラムから、骨ストレッチの著者である松村卓さんの言葉を紹介させていただきたい。
自分の身体と日々向き合い続けるサッカー選手、サポートする指導者は必読の内容です。
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しなやかな体幹を取り戻すために
「身体的に見た場合、野性とは“体幹が効果的に使えている状態”と言えるかもしれません。といって、いま流行りの体幹トレーニングのように体幹の筋肉を固めてしまう事を進めているわけではありません。
メジャーで活躍するイチロー選手も発言していますが、野生のライオンやチーターはトレーニングなどせずとも、とてもしなやかな動きができますね。野生動物の動きに照らし合わせれば、体幹は緩んでいたほうがいいことがわかります。
しなやかな動きは身体の一つ一つのパートが有機的につながり、連動していることで得られますが、通常のトレーニングは身体の部分を鍛えるだけで、この連動性を逆に断ち切ってしまうリスクがあります。トレーニングによって本来のナチュラルな動きが失われ、精彩を書いてしまったアスリートも少なくないのが、私には残念でなりません。」
引用元:TISSUE vol.02 特集:野性 (ハンカチーフ・ブックス)
サッカー選手だけでなく、多くの人に読んでほしい一冊です。
骨ストレッチを学ぶことで、日々を楽に生きることができるかもしれません。
松村さんの著書はこちら↓
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筋肉ではなく動きを鍛える
筋肉を鍛えるのではなく、動きを鍛える。身体を動かす脳を鍛える
— KEI 挑戦の2018 (@Keivivito) 2018年7月25日
日本人にもできること、日本人だからできること 〜フットボールスタイリスト鬼木祐輔氏の講習〜 - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは https://t.co/PtgtREEJzu
以前、フットボールスタイリストが言っていた言葉を思い出しました。
筋肉を鍛えることが目的なのではなく、サッカーに必要な動きを鍛えることが目的である。だから動きを鍛えることにフォーカスするべきだと。
鬼木氏はいつもフットボール以外のところから何かを持ってくる。
つまり本質は普遍だという感覚があるのだと思うのです。
私が一番共感するポイントで、そんな彼の発する言葉は常に示唆に富んでおり学びが多い。
さて、今回のテーマである「野性」ですが、日本サッカーに不足している要素の一つなのではないかと私は感じています。
心も身体も制御されていては100パーセント以上の力を発揮することはできません。
以前、ブラジルのパルメイラスのジュニアチームの取材をした際に感じたことだけれど、彼らは感情を解放することがデフォルトだし、プレーを見ていても身体的にも余計な力が入っておらずとても柔軟なフットボールを魅せてくれました。
野性を取り戻すために考えるべきことはなんなのか…
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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