アルゼンチンのリーベル・プレートに所属するコロンビア代表のMF、フアン・フェルナンド・キンテロ。
我々日本人の記憶に新しいのは2018年ロシアW杯の日本×コロンビア戦で、フリーキックを決めたシーンである。
スパーサブのような立ち位置だが、技術面ではハメス・ロドリゲスやクアドラードに全く劣っていない。いや、彼らより秀でたモノを感じさせるのがキンテロだ。
キンテロがピッチに入るとゲームが変わる。
相手にとって脅威となるプレービジョンを持っている天才肌のMFである。
キンテロはゲームメイクのお手本を見せてくれる。
僕たちを魅了してくれる選手である。
そんなキンテロのプレーをご覧いただきたい。
無駄のないプレー
クアドラード→キンテロ→アリアスの連携 鳥肌プレー pic.twitter.com/tWmkD24oWO
— MedamaNoOyaji (@MedamaNoOyajiJP) 2018年6月24日
ゆったりボールを受けてから、鋭いスルーパス。
ワンタッチを織り交ぜ攻撃のリズムを変える。
敵陣のほころびを見つけ、シンプルにそこを突く
コロンビアのキンテロの技術#本物の技術 pic.twitter.com/xSQK1nsyuu
— 二橋慶太 沼津中央高校サッカー部監督 (@keita284) 2018年7月23日
ゆったりしているように見えるが、一つ一つのプレーが早い。
スピードがあるというわけではないがプレーが早いのだ。
そして、キンテロには、ゴールまでの道筋が見えている。
優先順位はまずゴール
#ファルカオ
— ティコティコティアラ (@tiaraandleo) 2018年6月19日
キンテロからファルカオ pic.twitter.com/PakN41K4p9
このプレーを見ると、すごいドリブルやいいプレーをする事よりゴールを奪う事が最優先だという事がよくわかる。
キンテロはすごいドリブルやキラーパスを出そうとしているのではなく、ゴールを奪うためにプレーし、それが結果的に息をのむような美しいプレーを生み出している。
ゴールを奪うにはどうすれば良いのかを常に探しながらプレーしている
相手の陣形、味方の位置をよく見ている。
そして、どこにボールを散らすのが効果的なのか、どこでボールを受ければ効果的なのかをよく理解している。
一瞬の隙を見つけるとためらいなく前進し、ゴールを決める。
そんな独特のプレービジョンを持つキンテロに注目していただきたい。
ライタープロフィール
佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…