大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

アンドレア・ピルロのエレガントなプレーを振り返る

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写真=Getty Images

元イタリア代表のレジスタ(司令塔)アンドレア・ピルロ。

セリエAのブレシアでデビューを果たすも、翌年クラブは2部に降格してしまう。

しかし1年でセリアAに昇格すると、そのプレーを認められ、同国ビッグクラブのインテルに移籍する。トップ下としてプレーするにはフィジカルが足りず、レンタル移籍を繰り返す。レンタル期間中にボランチへとコンバートされ才能を発揮すると、インテルの最大のライバルであるACミランに移籍する。


ここからの彼の活躍は皆が知ってる通りだ。W杯とチャンピオンズリーグを制し、世界最高のMF一人となった。


ピルロのプレーはとにかく美しかった。

密集地をものともしないテクニックで相手をいなし、後方からのピンポイントロングパスでは度々ビッグチャンスを作ってきた。


ミドルシュートやフリーキックという強烈な武器もあり、相手ゴールを何度も揺らしてきた。
そんなピルロのプレーを振り返ってみよう。

 

スペースを見つける、作る

近くに相手がいても、プレッシャーを受けても心を乱さずゲームを作る。

ピルロが起こすアクションは全てが計算されているように見える。

相手が出て来ざるをえないところでボールを受け、後方にできるであろうスペースをあらかじめ把握し、アクションを起こしているのだ。

周りの状況を理解して、ゴールまでの道のりを逆算し、数センチ単位でポジショニングの調整をしている。

それを涼しい顔で簡単にやってのけるのがアンドレア・ピルロである。

一流選手は簡単に、シンプルにプレーする。

それ故、美しい。

 

見る技術

ボールを受ける前に何度も確認し、この、「見る」という行為で味方選手に合図を出しているのである。

 

視野の広さと圧倒的な知覚力

 

ピルロは、相手と味方の場所と動きを知覚する能力に長けていた。

見ているだけではパスを出すことはできないのだ。

ピルロのようにプレーするには、相手と、味方の動きに気づけなければならない。

 

無回転キック

 

ピルロの縦パスを警戒する相手を嘲笑うかのようなゴール。

相手が来なければロングシートを決める。

そんなことも簡単にできてしまうのである。

 

いくつもの武器を持つアンドレア・ピルロ。

全てのプレーが簡単に見えてしまうほど、スムーズな動きでフィールドに君臨し、まるで指揮者のようにゲームを操る姿をもう一度見てみたい。

ピルロは僕たちにフットボールの美しさを伝えてくれる数少ない選手の一人である。

 

電気の消し方もエレガントだ。

 

 

ライタープロフィール

佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。

佐藤 靖晟 (@92670731) | Twitter

 

keikun028.hatenadiary.jp