サッカーの国アルゼンチン
コパアメリカの好カード、アルゼンチン対コロンビアを観戦。
この大会は毎回何かが起こる一味違う大会で、この試合も期待を裏切らないスゴい試合だった。まず試合が始まってあっという間に主導権を握ったのはアルゼンチンだった。前線のタレントが桁違いなのでコロンビアとしてはこの展開は受け入れるしかない。メッシ、アグエロ、パストーレ、ディ・マリア… ディフェンスは1対1の状況は避けなければならないから当然守備的な戦術になる。やはりアルゼンチンはスゴいなと思った。そして解説の中で、今大会アルゼンチン人が監督を務めるチームが4つあるという話になった。アルゼンチン以外にコロンビアとペルーとパラグアイの監督がアルゼンチン人という衝撃の事実を知った。アルゼンチンはサッカーの国なんだ。
審判は命をかけて笛をふく
アルゼンチン対コロンビア
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年6月26日
駆け引きの塊のような22人をジャッジしなければならないレフリーのストレス pic.twitter.com/C9t6RxeyHc
南米の強国同士の戦いではピッチのあらゆるところで駆け引きがある。レフリーは真実を見極めるのが非常に困難な上にミスジャッジをすると自分の命が危険に晒される。そんなとてつもないプレッシャーの中で笛を吹かなければならないのがコパアメリカ、南米の戦いでもあるということ。
相手を倒しに行く守備が凄まじい
コロンビアのフォーメーションが3バックなのか4バックなのかよくわからないのは人をつかみにいってるから。それだけアルゼンチンの攻撃は脅威!
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年6月27日
アルゼチンの圧倒的な攻撃力の前にコロンビアは守る為に走り身体を張り続ける。しかし、特徴的だったのはスペースを消す守備というよりも相手を倒しに行く守備。もはやコロンビアのフォーメーションがなんなのかわからないくらいボールに近い人間が相手に向かって走り続ける。バチバチのぶつかり合いの中で駆け引きがあるからレフリーも簡単にファールをとらない。ちょっとぶつかったくらいだと倒れても笛は吹かない。そうなると熱が上がり激しさがましてカオスになる。カードを出すタイミングを誤れば試合は収集がつかなくなる。そんな雰囲気が常にあった。
パストーレの美しい姿勢に心酔する
パストーレの姿勢
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年6月27日
上半身がブレずに下半身が自在に動く
パストーレのプレーは美しいね
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年6月27日
細長い身体でテクニック溢れるパストーレのプレーはとても柔らかい。上半身はブレないのに下半身は別の生き物のように自在だ。彼のピッチでの姿は美しかった。美しいプレーを繰り出しそうな雰囲気があってずっと観ていたいなあと思わせてくれる選手だ。
メッシは神の域… その理由
メッシすごいな。後ろから押されてるのにブレずに胸でトラップし、相手が真後ろにいるのに前を向く。ハンパじゃない
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年6月27日
4分30秒のシーン
メッシが世界一の選手である理由は不可能を可能にできてしまうことだ。メッシにしかできないことがたくさんある。なにより敵が近くにいても平気でプレーできてしまう。この4分30秒のシーンも真後ろに相手を背負っているのに前を向ける感覚は常識を覆している。プレッシャーの中でのプレーの精度が世界一ということなんだよね。
試合はコロンビアの奇跡的な守備と献身的なプレーで0−0のままPK戦へ。
このPK戦も乱打戦でスゴかった… そんな打ち合いを制したアルゼンチンが勝ち上がった。
南米らしさが存分に出た試合だった。
美しさと汚さが混在する世界…
サッカーの本質を追求する旅は続く…