大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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イニエスタは他人に優劣をつけない人格者だった

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ヴィッセル神戸の那須大亮選手のYouTubeが面白い!

サッカー選手も、指導者もとても有意義な内容になっています。

対談の相手も面白いし、質問の切り口もとても興味深いです。

今回はヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手との対談の中の一部をご紹介させていただきたいと思います。

 


【対談】アンドレス・イニエスタ × 那須大亮 〜【Un dialogo】 Andres iniesta × Daisuke Nasu 〜

 

このインタビューの中でとりわけ印象に残ったのは下記の質問に対する答えでした。

ーーアンドレスの中で記憶に残るすごい選手って誰ですか?

メッシもそうですし、シャビ、ブスケッツ、ロナウジーニョ、エトー、個人的にはダビド・シルバが好きなんですけど、一人だけ名前をあげるというのは難しいですね。本当にみんなすごい選手なので、僕自身も彼らとプレーしてこれたことで、たくさん学べたことはあると思っています。

 

ーーアンドレスの中で心に残る監督って誰かいますか?

あんまり監督たちを比較するのは好きじゃないのですが、ファンハール監督はデビューさせてくれた監督なので、特別な思いがありますし、そのあとはスペイン代表で言うとルイスアラゴネス、デルボスケはとても大事な監督でしたし、バルセロナで言うとグアルディオラ、ルイス・エンリケ、バルベルデだったり、自分にとってこの監督が一番印象的と言うよりは、本当にたくさんのいい監督に囲まれて、彼ら全員に特別な思いがあります。

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イニエスタは他人を比較しない、優劣をつけない

誰が一番優れた選手か?

誰が優れた監督か?

 

これまで何度もこの類の質問を受けてきたのだと思うのです。

確かにこれは多くの人が関心があるトピックだし、メディアはどうしても聞きたい質問になるでしょう。これまで数々のスター選手とプレーしてきたイニエスタ選手には確かに聞きたい。

でも、イニエスタはこの質問に対して特定の人物をあげることを避けます。

誰かを比較すること、優劣をつけることは、誰かを傷つける可能性があることを知っているからです。世界トップレベルの選手がこのようなスタンスを発信するというのは、これからサッカー選手を目指す子供たちにとっても素晴らしい学びになると思います。

 

もう一つ個人的に興味深かった質問がありました。

ーーどんな幼少期を過ごしたんですか?

幼少期はいい時期として記憶に残っていて僕はアルバセテというスペインの中心の方にある小さな村で生まれたんですけど、小さな頃からサッカーを楽しんでいた幼少期でした。
学校にいるときも、学校から帰った後も自分より年上の人とサッカーをして、本当に純粋にサッカーを楽しんでいました。

年上の人と日常的にサッカーをしていたというイニエスタ選手。

同年代よりもプレーレベルが高い環境で身についたプレースタイルなのかもしれません。年代でカテゴリー分けされてしまう日本ですが、年齢カテゴリに捉われないことも大切だと思います。

そして、プレーレベルが高いだけでなく、精神的にも高いレベルの人たちと接することで優れた人格が育まれたのかもしれません。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

keikun028.hatenadiary.jp

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