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「Jリーグと世界」という視点から紹介する、カタールワールドカップ注目選手

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まもなく開催される、2022カタールワールドカップ。

色んなメディアで、注目選手を紹介していることだろう。

 

そこで今回は筆者独自の目線として

 

「Jリーグ、日本、アジアと世界」

 

という観点から注目選手を紹介したいと思う。

普段はJリーグをよく見る、という方こそこの記事を参考にワールドカップを楽しんでいただければ幸いだ。

 

 

①冨安健洋(日本)、ソン・フンミン(韓国)

 

Jリーグ出身の選手で現在最高峰の一人と言える、冨安。

 

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プレミアリーグにおいて首位を走るアーセナルで、完全なる主力として活躍している。

過去、多くの日本人選手が海外リーグに挑戦したが、その歴史の中で最も高い評価を受けていると言っても良い実績を残しつつある。

対人の強さはもとより、最近ではボールを持つ場面でもサイドに張ってよし、内側に入ってよしと万能性を増しつつある。

また快足揃いのプレミアリーグで、カウンターに対してまったくスピード負けせずに対応できるスピードも見せ付け、大車輪の活躍である。

 

アビスパ福岡から旅立った青年は、世界のトップオブトップに挑んでいる真っ最中だ。

 

 

そして、冨安と肩を並べるアジアのプレイヤーと言えば、ソン・フンミンだろう。

同じくプレミアリーグのトッテナムで何シーズンも継続した活躍を見せている。

アジア人初のプレミアリーグ得点王を獲得するなど、その能力は留まるところを知らない。

 

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ソンはJリーグを経由しては居ないが、アジア圏の選手として是非注目してみて欲しい。

スピードに乗っても全く正確性の落ちない技術と身体能力の高さが融合したプレーは、まさしく現代サッカーの申し子と表現するにふさわしい。

 

アジアが輩出した偉大なプレイヤー二人の活躍。

それは世界へアジアのレベルを知らしめると共に、たとえ極東と言われる国であっても日常のリーグと世界は地続きなのだと我々に勇気を与えてくれる。

 

そんな二人がワールドカップという超大舞台でどんなプレーを見せてくれるのか。

二人とも直前に怪我を負いながらも出場する見込みだ。是非注目してみて欲しい。

 

 

 

②トーマス・デン、ミッチェル・デューク(オーストラリア)

 

日本とアジア予選を戦ったオーストラリア。

今回のオーストラリア代表には、なんとJ2のチームから二人選出されている。

それが、トーマス・デン(新潟)とミッチェル・デューク(岡山)だ。

(トーマス・デンの映像は浦和在籍時代のゴール)

 

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先程、日常のリーグと世界は地続きだと表現した。

それをリアルタイムに見せてくれるのが、この二人ということになる。

J2で猛威を振るった彼らの力は、大舞台でどれだけ通用するのか、個人的にはとても関心がある。

 

オーストラリアはグループステージでフランス、チュニジア、デンマークと対戦する。

特にフランスは優勝候補にも挙げられる超強豪国だ。スター軍団と言って良いだろう。

 

そんなチームを相手に彼ら二人が能力を見せ付けることが出来たら、それはアジアにとって、そして日本サッカー界にとっても希望の光となる。

日頃彼らと戦う選手達の目には、夢ではなく目標として世界が見えてくるはずだ。

 

同じアジアの代表として、そして日頃からリーグで見る馴染みの顔として。

彼らを擁するオーストラリアの戦いは必見だ。

 

 

 

③シュチェスニー(ポーランド)

 

Jリーグにおいて、GKにある種の革命を起こしたと思っている選手がいる。

それが、磐田に所属したカミンスキーだ。

 

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彼のシュートストップの能力は、日本におけるGK像を変えるような衝撃だった。

それだけ圧倒的だったのだ。

 

そして、現在FC東京に在籍するGK、スウォビィク。

彼もまた、特異なセービング能力を持つスーパーな選手だ。

東京に移籍する前の仙台時代から見せていたレベルの高さは、Jリーグでもトップクラス。

 

そんなGKの名手二人。どちらも出身はポーランド。

 

そして、これだけスーパーな選手達が代表に入れないようなGK大国ポーランドにおいて絶対的守護神として君臨するのがシュチェスニーだ。

 

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アーセナル、ローマ、ユベントスとビッグクラブを渡り歩く彼は、まさしくGK大国が生んだ最高のシュートストッパー。

近距離のシュートに対する反応、中距離のシュートに対するダイビング能力はお墨付き。

JリーグのGKに衝撃を与えた選手たち、彼らですら届かない高みに居るGKのプレーは必見だ。

 

 

番外編・クリスティアン・エリクセン(デンマーク)

 

 

最後に一人、個人的に一番注目、そして活躍を願っている選手を紹介したい。

それが、デンマークの歴史で最も偉大な選手といってもいいだろう、エリクセンだ。

 

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実は彼、2010年の南アフリカワールドカップで日本と対戦している。

この時、大会内での最年少出場選手であった彼はまだ18歳。

 

その後エリクセンはトッテナムで大成し、輝かしいキャリアを積んでいく。

ハリーケイン、モドリッチ、エリクセンという並びを見て懐かしいと感じる方も多いのではないだろうか。

 

そしてインテルに移籍した2020年。

EURO2020に出場していたエリクセン。彼を襲ったのは心停止。

ピッチ上で意識を失い、そのまま救急車で搬送されてしまう。

一時は生死を彷徨ったエリクセンだが、無事に生存。

それどころか、心臓に除細動器を装着しピッチに帰ってこようというのだ。

 

セリエAでは規約上プレーが出来ないため、ブレントフォードに移籍し、見事ピッチに帰ってくることに成功。

現在はマンチェスターユナイテッドで活躍を続ける。

 

奇跡のような生還から、キャリアの続きを描き続ける不死鳥エリクセン。

彼をピッチで観れる、それだけでもきっとミラクルなのだが筆者は欲張ってしまう。

ワールドカップという舞台で、不死鳥が羽ばたく様を観たい、と。

 

筆者ブログの紹介 

筆者:山田有宇太 (@Grappler_yamayu) | Twitter

筆者はこのように、プレーを言語化する取り組みを現役時代から継続して行ってきた。

その一つの集大成として、中高生に向けたブログ

 

「読むサッカーの上達サイト~中学生、高校生へ向けて~」

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