バルセロナの黄金期を支えた天才、シャビ・エルナンデスの貴重なインタビュー映像をご紹介したい。
ロナウジーニョ無双時代〜グアルディオラ革命までシャビは常にバルサの中盤を支えた伝説の司令塔だった。
シャビとイニエスタ、そしてブスケツでゲームをクリエイトするバルサを止められるチームはなかった。グアルディオラがイメージを具現化できたのはシャビの存在なくしては不可能だった。
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天才シャビのインタビューをご覧ください。
シャビへのインタビュー 「フットボールは "時空" 」@K_Miyamatsu @slawekmorawski pic.twitter.com/Jluxag9UXG
— マインドフットボール (@mindfootballjpn) 2019年2月17日
以下、書き起こしになります↓
フットボールは"時空"、重要なのは「スペースの使い方」
僕にとって重要なのは「スペースの使い方」なんだ。
フットボールは”時空”だと考えているからね。
メッシが誰もいないスペースにいたら、考える時間を与えることになるし、相手にはものすごい脅威になる。でもスペースと時間が十分になかったら、3人、いいや4人を相手にしなきゃいけなくなる。
彼にはその状況を打開する力があるけど、難しい状況だよね。
だからフットボールを”時空”だと理解してる。
カウンターとか縦に早い攻撃とか、言い方はなんでもいいけど、そういった方法を取る人がいるよね。
でも、僕の好みは、「あそこのスペースを見ろ。むこうにも、こっちにもある。タイミングに注意するんだ。焦ってはいけないし、ボールに寄ってきて、ずっとボールを見ているのも良くない。スペースをとれば僕がパスを送れるだろ」
といった感じなんだ。
フットボールとはこういうものだと思っているし、ずっとこの方法でプレーしてきたからね。クライフやライカールト、ファン・ハールやグアルディオラ、デルボスケ、ルイスアラゴネス…といった監督の下でプレーし、学んできたんだよ。
そして、この方ほでプレーするのに大切なのは、勝利やトロフィーよりも「楽しんでプレーすること」なんだ。選手や監督の中には、アトレティコのようなプレーを好む人もいる。
でも僕は攻撃的なやり方が好きだし、ポゼッションやポジショナルプレー、つまりはボールを保持して、主導権を握る方が好きなんだ。
もちろん、多くの考え方や方法があるのは理解しているし、リスペクトもある。
でも、ボールを持っている方が何倍も楽しいはずだよ。
ゲームをコントロールすることができるんだ。
この方法で育ってきて、僕は選手として幸せだよ。
僕がボールを取り上げられたら、何も残らないからね。
ボールと一緒にプレーするのは、最高に楽しい。
ボールを持っていれば主役になった気分だ。だから、グアルディオラの下でシティがプレーしているのを見るのが楽しみなんだ。
こういったスタイルが、僕にとっての「フットボール」なんだ。
「フットボールは "時空" 」
時空とは、時間と空間を意味する。
すなわちフットボールは時間と空間をいかに有効に使うかが重要なゲームだと言うことです。そしてシャビは「タイミングに注意するんだ」と表現した。
時間と空間を有効に使うためにはタイミングが大事なんだということ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…