Twitterで話題のプロ奢ラレヤーをご存知の方は多いのではないだろうか。
ご存知でない方のために簡単に説明しておこう。
プロ奢ラレヤーとは、奢られるプロと自称しているだけに誰かに奢ってもらって生活しているTwitterでは有名人だ。
こんな常識に捉われない突き抜けた生き方をしている若者、めちゃくちゃ面白いじゃないですか。
こんな常軌を逸したことをやってのけてしまう彼の発想と行動力は本当にすごいと思うんです。
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Twitterも本質を突く名言だらけ。
当たり前ですけど、ぼくは大学を辞めるときに、「1年後、スロバキア人と結婚をして、アルバイトもせずに、いろんな面白いひとに出会いながら、リュック1つで世界を飛び回り、その生き方が評価されて、メディアに取り上げられたりしている。」なんて、想像してなかったですよ。人生、そんなもんです。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月8日
なんでもひとりで出来てしまう人間は、「助けられる力」が弱いんです。一方、ダメな人間は、ほとんどのことをひとりで出来ないから、「助けられる力」が強い。だから、ダメな人間の一番の長所は、ダメなところなんです。人々の「だれかを助けたい欲求」を満たせるのは、ダメな人間だけなんですね。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月3日
「飽きたときに飽きたと言う」のが、大事なんですよ。ひとに言葉を信じてもらうためには、「ムダな正直さ」を積み重ねなきゃいけない。飽きたときに飽きたと言わないひとの言葉は、非常に軽くなってしまう。ぼくは正直に話すから、だから信用されるし、言葉を信じてもらえるのだとおもうよ。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月3日
俺はうつ病と診断されたことがあるんだけど、一緒にいたい人とだけ一緒にいるようにしたら治った。うつ病になったり、自殺してしまう人が日本に多いのは「ワガママが許されない環境」に縛られる日本型コミュニティの欠陥。逃げていい。無理しなくていい。ワガママでいい。そういう環境を選んでいい。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月12日
「しんどいな」と感じたら、とりあえず逃げてしまえばいいんだけどね。もしも「あ、辞めなきゃ良かった」と感じたとしても、そこからまた始めればいいのだし。多くの人は「現状維持としてのとりあえず」は使いこなせてるけど、残念ながら「現状変化としてのとりあえず」はまったく使えてないんだよな。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年10月28日
どんなに正しい論理も、どんなに練られた戦略も、結局のところ狂気的な情熱には絶対に敵わないんだよな。己の歪み淀んだ部分こそが真の武器になる。そこを活かさず勝つ術は今後なくなっていくよ。正しいことよりも、楽しいことを。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年10月28日
現代社会に生きてて、これだけ捉われない発信ができるって、控えめに言ってもすごいこと。
ぜひ、会って話をしてみたいと思って、
一度、彼にTwitterでDMしてみたことがあります。
DMを送った20秒後に速攻でレスが来ました。
しかしながら急すぎて私は予定していた会社の重役との夜のMTGをリスケできずに会えなかったのです…
2018年10月某日、時は流れ、会うことになったんです。
会ってきました。
プロ奢ラレヤーの
嫁に。
スロバキア人の美人妻、ベロニカさん。
人生はこんなに楽しいのに、皆は苦しむ道を選びがち。#人間っぽい
— veronika (@leainah) 2018年10月22日
振り回されたくないのなら、きちんと現実に向き合って自立すればいい。自分の劣等感を押し付け振り回したい人たちがいくらでもいるから、自分自身のためになるべく自立するしかない。言い方を変えてみると、どんな嵐がやって来ても倒れない木になればいい。
— veronika (@leainah) 2018年10月22日
とても哲学的で面白い発信をしているし興味津々。
ベロニカさんnoteも書いているんですね。
実は私、10月からLGBTQ+や性の多様性について伝えるメディアに携わっていて、このnoteの内容を読んで、仕事としてアプローチできると思ったんですね。
そして正式にオファーしてみたところ、快諾いただくことができたのです。
ちゃんとインタビューしてきました。
ベロニカさんのインタビュー記事はこちら↓
ちょっとオフレコ部分をご紹介↓
日本の教育で一番ダメなところは、「考える」ということを教えてないこと
日本の教育で一番ダメなところは、「考える」ということを教えてないことです。言われたことしか出来ない、自分の意見を持って自分の言葉で話す人が少ないのです。
— KEI IMAI 慧 (@Keivivito) 2018年10月26日
by veronika
考えている人たちは、変わっている、変な人だと思われてる。でも、それはおかしいことです。
— KEI IMAI 慧 (@Keivivito) 2018年10月26日
自分の意見を持たない人、自分で考えることができない人は、やりたいことがわからないからなんとなく周りと同じ選択をするんです。みんなと同じことで安心したいんですね。
— KEI IMAI 慧 (@Keivivito) 2018年10月26日
ベロニカさんは美人で可愛らしく、知性に溢れていました。
人生の本質を存分に語ってくれた。
日本にきて、日本人をみて、素晴らしいところもたくさんあるけれど、とても残念なのは「考えること」ができる人が少ないことだと言っていました。
これはまさに私自身が日本社会に生きてきて、感じていることだったし、海外から来たベロニカさんに言われて改めて腑に落ちたところです。
日本のサッカー文化を育みたい。
サッカーの本質をしる大人を増やしたい。
サッカー好きな子供を増やしたい。
そんな想いを持って、当ブログでも発信し続けていますが、サッカー云々よりも大切なことをまずはしっかりと理解しておくことがとても大切です。
ちゃんと「考えること」ができる人間にならないと、何が美しくて何が醜いのかすらもわからなくなってしまうということだと思うんです。
もちろんサッカーを楽しむことで、そんな感覚的なことを育むことはできるけれど、そもそもみんながもっと生きやすい世の中になるためにはやっぱり一人ひとりが「考えること」ができて、自分にとっての最適と他者にとっての最適を考えることができるようになることなんだと思いました。
ベロニカさんやプロ奢ラレヤーさんは常識に捉われなくたって生きられるということを体現しているわけです。
他人と違うことをすると、世の中は変人扱いするけれど、彼らは誰よりも考えているのだと思います。
もっと自由に生きていい。
もっと自由にプレーしていい。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…