大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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ルーカス・ トレイラの魅力|アーセナルを支える縁の下の力持ち

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写真=Getty Images

ウルグアイを代表するミッドフィールダー、ルーカス・トレイラ。
プレミアリーグのアーセナルに所属する中盤の底でプレーするバランサーだ。
トレイラは中盤の底に君臨し、守備では168cmという小さな体からは想像できない激しさと瞬発力を武器に、相手の懐に入り込む対人守備を見せる。精度の高いインターセプトも彼の武器の一つである。


そして何より秀でているのは彼の戦術理解力だ。中盤に生まれるスペースを予測し、的確にカバーする。そして、そのままチームのバランスを保てるのだ。
攻撃ではその俊敏性を巧みに活かし、相手の厳しいプレッシャーを難なくかわす。

特筆すべきはボールを受ける前の動きだ。巧みなボディフェイントで相手の体勢を崩しボールを受ける。そしてドリブルでボールを前に運びチームに推進力をもたらす。
さらに、局面を変えるロングパスも魅力だ。
そんなトレイラのプレーをご覧いただきたい。

 

抜群のポジショニングとボール奪取力!

ボール摂取もさることながら、ポジショニングが完璧だ。
闇雲にボールを追い回すのではなく次に何が起きるのかを予測し、自分のスペースも守りながら、ボールを奪えるタイミングを計っている。
そして一気に相手に詰め寄り攻撃をシャットアウト。
守備で一番重要なタイミングをよくわかっている選手だ。
168cmと小柄なトレイラは日本人MFのお手本のような選手である。

 

ボール摂取から一気に加速しゴールを奪う

抜群のアジリティ、瞬発力は攻撃時にも健在だ。

 

相手を引きつけスペースを生み出すゲームメイク

 

一見何事もないプレーに映るが、すべて計算されたポジションを取っている。
戦術を理解し、ゲームを作る事ができれば小さくても中盤の底というポジションで活躍できることをトレイラは教えてくれる。
上手い、賢い、そして激しい。
ウルグアイ人の象徴である「闘志」に「技術」がうまく融合され、ヨーロッパの地でも十二分に通用する「戦術的眼」を併せ持つルーカス・トレイラに今後も注目だ。

 

ライタープロフィール

佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、その後スペインに移籍してプレー。現在は日本でイタリア語、スペイン語の通訳として活動中。

佐藤 靖晟 (@92670731) | Twitter

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

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