ロベルト・フィルミーノというブラジル人を紹介したい。
プレミアリーグのリバプールに所属し、モハメド・サラーやサディオ・マネと共にチームを牽引する頭脳派ストライカーだ。
技術の高さも折り紙つきだがフィルミーノの特徴はなんといっても「オフ ザ ボール」である。
フィルミーノはピッチを縦横無尽に動くのだが決して規律を乱さない。チームの中で自分の特殊な役割をよく理解している。
常にゴールから逆算したポジションをとり、サラーやマネのスピードを活かすためにスペースを生み出し、グループで有機的にゴールに迫るための道筋をイメージしながらプレーする。
インテリジェンス、ハイクオリティの偽9番タイプの選手だ。
それでいて、自らゴールを決めることもでき、アシストもできる。
もっと評価されるべき選手の一人であることは間違いない。
ロベルト・フィルミーノという男
— DAN. (@OzYNWA96) 2017年12月22日
欧州5大リーグ FW内で
スプリント No.1 🔥
チャンスメイク No.1 🎯
走行距離 No.1 🏃
タックル数 No.1 💥
パス数 No.1 🎩
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏 pic.twitter.com/g6YueV1t72
そんなロベルト・フィルミーノのプレーをご覧いただきたい。
スペースを生み出すということ
スライドしてきた
— いくみ@ドリブルコーチ (@doriburumigako) 2019年4月13日
相手に対してフィルミーノ
が仕掛けることでブロック
を崩し得点を生むことができる。pic.twitter.com/j8EGVhE3Vi
ドリブルに自信のあるフィルミーノはスペースを生み出すためにサイドに流れ、カットインで空けておいたスペースに侵入し、ゴールを奪う。
FWだからと言って、前線に貼っていなければならないという決まりはないのだ。
前線の3人フィルミーノ、コウチーニョ、マネの関係性が素晴らしい。MSNみたいになってほしい pic.twitter.com/pUgUfYcs0Z
— Y..A (@YNWA_8__) 2016年10月22日
時にはチームメイトのために走り、スペースを生み出し、アシストもできる。
視野の広さとイマジネーション
フィルミーノがオシャレすぎる pic.twitter.com/0n0rDvu9J0
— 関シュン リバプール決勝進出おめでとう (@shunuiire) 2018年10月31日
しなやかなドリブル
ここで先日の試合でアーセナル相手にハットトリックをした、フィルミーノの素晴らしいドリブルをご覧下さい pic.twitter.com/utTFjl6kEP
— 平良 士龍 (@LiverpoolFC9F) 2018年12月29日
最初の切り返しで姿勢が崩れる、前のめりになる選手が多く、切り返したとしても強いシュートが打てない場合が多いのだが
— ヒグアツ/樋口敦@サッカーは上半身でやるもの (@1983physio) 2018年9月27日
フィルミーノは背中、上半身でターンしてるから、切り返し後の姿勢が良く、脚で踏ん張れる余白がある
狭いエリアでは最後に屈筋を使ってシュートを撃つことも必要#ヒグトレ pic.twitter.com/G7rcvVvuwk
相手の重心を読み取る力が優れているのだろう。
フィルミーノのプレーは独特のリズム、感性を感じる。考えてプレーするというよりも、身体で感じるプレーだ。
誰かに教わって身につけたというよりも、真剣な遊びの中で身につけたのではないだろうか。
フィルミーノのプレーにぜひ注目していただきたい。
フィルミーノ無双。pic.twitter.com/Q43vXH5HOc
— スケゴー (@sukego_fut) 2018年12月30日
ライタープロフィール
佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、その後スペインに移籍してプレー。現在は日本でイタリア語、スペイン語の通訳として活動中。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…