ベルナルジ・ドゥアルテ。
プレミアリーグのエヴァートンでブレイク寸前のブラジル人サイドアタッカーだ。
163センチという小ささを全く感じさせないエネルギッシュなプレーに、創造性あふれるドリブル、爆発的な加速から一気に相手をぶち抜くスピードは相手の脅威になる。
自分よりもサイズの大きい選手を嘲笑うかのようにプレーする。
ディフェンスでも、相手を恐れずアグレッシブにボールを奪いに行く姿勢は素晴らしい。
フィジカルモンスターばかりのプレミアリーグの舞台で、そのフィジカルモンスターたちを手玉にとる逸材だ。
自分を知るということ
昨日のvsガナーズ、このシーンを始め、トランジションもコンタクトも激しい中で、上背の無いベルナルジがアイデアとテクニックをふんだんに使っていて、何度も目を輝かせてしまった。守備も全然サボらないからハート掴まれるよね。
— BF (@sss_Goodison) 2019年4月8日
pic.twitter.com/oi5DNHQYAM
マッチデイ!エバートン🔵
— エバートンジャパン🇯🇵Everton Japan🏴 (@Everton_Japan) 2020年2月1日
🦁プレミアリーグ 第25節
🆚ワトフォード
🗓2/2 ⏰0:00
🏟ヴィカレージ・ロード
前回はベルナルジの素晴らしい一撃で勝利している。
pic.twitter.com/b4QGHSsnfx
ベルナルジは自分の特徴をよく理解している。
身体が小さいことを活かす術を知っているからこそ、自分の良さを最大化できる。
体の大きい選手なら、足元にコントロールしてボールキープしても次のプレーにつなげることができるが、小さくて速いベルナルジは相手が来るタイミングを感じて、移動したい場所へ相手にわからないようにボールをコントロールする。
自分自身の良さを理解していなければできないプレーだ。
プレー集をご覧いただこう
相手にボールをわざと晒し、奪いにきたタイミングで一気に入れ替わるドリブル。
自分より大きな選手が密集するゾーンでも、臆することなくそこに入っていき、自分のプレーを発揮することができる。
強くて、速くて、大きい選手達を相手にしてもやることは変わらない。
自分を知ることが、ピッチで輝く秘訣なのだ。
自分の武器、特徴を知っていればどんな状況下でも解決策を見つけることができる。
ベルナルジは体が小さいことを言い訳にしていない。
自分が持っているものにフォーカスし、それを最大限発揮してプレーしている。
ベルナルジのプレーは小柄な選手たちに勇気を与えてくれる。
そしてお手本のような選手である。
ライタープロフィール
佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…