試合を終えた後、自分のプレー、チームのプレーを振り返る。
その時、いつもオシムさんの言葉が頭を駆け巡る。
「あの時、無駄に走ってしまったからスペースを消してしまったな…」
「チーム全体でもっとボールを引き出すためにタイミングを考えて走らないと…」
オシムさんの言葉にはサッカーの本質が詰まっている。
サッカーに関わる指導者、選手、いや、すべての人に読んでもらいたい。
現役の選手にはサッカーが上手くなるために読んでもらいたい。
指導者の方にはサッカーを上手くさせるために知ってもらいたい言葉です。
なぜ走るのか、いつどのように走るのか
走り方はチームの事情と対戦相手によって変わってくる。そして多くのチームが、考えを整理しないまま走るサッカーを目指してしまう。
【参考書籍】日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? (文春文庫)
サッカーにおける賢さとは
オシムは言う...
「日本にも多かれ少なかれ賢い選手がいるが、例えば先が読めるような選手が真にクレバーな選手だといえるだろう。5秒先を読むことができれば40メートルのダッシュをせずに、力を蓄えられる」
【参考書籍】日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? (文春文庫)
サッカーに「ヨーイドンはない」
「考えて走る」という言葉を立ち止まってしっかりと考えれば、「考えれば走らなくても済む」ということが見えてくる。南米の人々は、サッカーを”ヨーイドンのないスポーツ”と考えている。つまり、目的地とタイミングがしっかりとわかっていれば、いつ走り出してもいいし、場合によっては歩いて向かってもいい。しっかりとゲームを読めば、必死に走っている敵よりも生産性を上げることができるのだ。
【参考書籍】日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? (文春文庫)
自分の頭で考えろ
サッカーは人生と同じで、思わぬところに落とし穴が潜んでいる。たまたま上手くいくときもあるが、どれだけトレーニングを積んでも、上手くいかないときもある。少なくとも自分の頭でしっかりと考えて行動しなければ、道を切り拓くことはできないのだ。
【参考書籍】日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? (文春文庫)
受身ではフットボールはできない
日本人は平均的な地位、中間に甘んじるきらいがある。野心に欠ける。これは危険なメンタリティーだ。受身過ぎる。(精神的に)周囲に左右されることが多い。フットボールの世界ではもっと批判に強くならなければ(集英社「オシムの言葉」木村元彦)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月28日
自分たち自身のアイデアを表現すること
サッカーの進歩と言う点から見ても、必要なのは、どこかのコピーではなく自分たち自身のアイデアなのだ。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月28日
攻撃には、クリエイティブなアドリブが必要とされているが、守備は組織力だ。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月18日
ピッチで感じること、考えること
相手のゴールキーパーがボールを持った時点から、次に何が起こるか、また、次にどこにボールが行くかを予測できなければならない。目の前に危機が迫ってから考えているようでは遅すぎるのだ。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月27日
世界のトップから学ぶ以上に自分たちのスタイルを追求することが大切
ドイツのサッカーがベストだから、そのドイツの真似をする、スペインのパスサッカーが好みだから、そのスタイルを模倣すると言う発想は、安易だ。それならば自分たちのスタイルを追求したほうが、ずっとポジティブである。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月25日
フォワードに必要な資質
十分なトレーニングを積み、ストライカーとしての動き方を学ぶのに熱心で、他人に頼らず、チームメートと協力し、どんな困難な状況でもペナルティボックス内でのボールの扱いに優れ、両足でパスもシュートもできるフォワードは、世界を探しても限られている。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月25日
ストライカーは、1対1の局面を一人の力で打開できるソリスト(独奏者)でなければならない。あるいは、ディフェンスを打ち破る除雪車のような突破力も必要だろう。センターFWというポジションには、ストレングス、根気、強いメンタルが条件になる。(角川書店「信じよ!」イビチャ・オシム)
— オシムbot (@osim_bot) 2016年9月24日
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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