バルサの心臓、セルヒオ・ブスケツ。
スペインを代表する世界屈指のボランチだ。
当ブログでも何度も紹介しているが、彼のプレーを見る度に真実を描きたい衝動に駆られてしまう。
世の中には様々な技が溢れている。
魅せるためだけに存在する技、真剣勝負の場には相応しくない技…
それらはサッカーというエンターテイメントの入り口には必要なものだとも思う。
サッカーに興味を持つキッカケになるわけだから安易に否定することはナンセンスと思う反面、見栄えの良いものをホンモノだと勘違いしてしまう人が多いのもよろしくない。
ホンモノの技とは一体なんなのか、本質は一体どこにあるのかを常に問う姿勢はとても大切なことなのだ。
私はブスケツのプレーを見る度にこう思う。
「本当にサッカーが巧い選手は、シンプルに表現する」と。
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チャンピオンズリーグの予選、トッテナム戦のブスケツのこんなスタッツが話題になった。
チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節で、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツがパス成功率100パーセントを記録したようだ。同選手は先発メンバーに名を連ね、後半アディショナルタイムに交代。67本のパスを記録し、1本も失敗しなかったという。
パス成功率が100パーセント
67本のパスを1本も失敗しなかった
サッカーはミスのゲームと言われるほど、完璧にプレーすることは難しいものである。
一体ブスケツはどんな魔法を使っているのだろうか。
長年バルサのアンカーを務める不動のブスケツのスキル集
— かざみ (@kazami0711) 2019年2月12日
更にボールも狩れて脚が長いのは反則級だな。
ブスケツのデビュー戦は今でも忘れられない!
pic.twitter.com/Q6o0cfZK2i
お分かりになるだろうか?
ブスケツは常にシンプルにプレーする。
複雑なフェイントは一切せず、シンプルにボールをコントロールしているだけなのだ。
では、なぜこんなに巧みにプレーすることができるのだろうか?
それは、
「タイミング」と「身体の使い方」が絶妙であるからだ。
シンプルなプレーは複雑なプレーより難しい
当然、「タイミング」と「身体の使い方」の他にも「空間認知」や「ボールを止める、蹴る、運ぶ」技術力も高いわけだけれども、ブスケツのプレーを見るとサッカーは様々な要素が求められるからこそ、いかにシンプルにプレーできるかが大切なのだなと思う。
そう「シンプルなプレーは複雑なプレーより難しい」だからこそホンモノになりたければこれを追求すべきだと思うのだ。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズもこう言った。
シンプルであることは、複雑であるより難しい
サッカーの本質を追求する旅はつづく…