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大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

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ネイマールの涙 尋常じゃないプレッシャーの中で掴んだ金メダル

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リオ五輪、サッカー男子決勝戦、ブラジル対ドイツが行われた。

朝5時過ぎ... 眠い目を擦りながら観戦。

この試合は絶対見届けたいと思っていた。

2年前のブラジルワールドカップの準決勝と同じカードで、その時は開催国ブラジルを1-7という屈辱的なスコアで粉砕したドイツが決勝へ進み、優勝。

しかし、その時はエースのネイマールは怪我で欠場していた。

今回はそのネイマールがいる。

ブラジル国民はあの時の屈辱を決して忘れることはない。

ドイツに雪辱を果たすまでは。

ブラジルサッカー協会も絶対に優勝するんだという言い訳ができないメンバーを揃えた。ネイマール、ガブリエル・バルボサ、ジェズス、ルアン、ラフィーニャetc...

タレントの数は他国を圧倒している。

そんな中、決勝を戦う選手たちは凄まじいプレッシャーの渦中にいるに違いない。

試合の行方はいかに…。

 

 

絶対に負けられない戦いのブラジル...

いよいよ試合開始。

 

序盤から主導権の握り合い。

ブラジルがペースを掴み切れずにいるとドイツが決定機を迎えたりと一進一退の攻防が続く。前半27分、良い位置でフリーキックを獲得したブラジル、ネイマールが芸術的なゴールを決め先制。その後、ブラジルがドイツをいなし始める。

中盤のフェリペ・アンデルソンが最終ラインまでもどりボールを落ち着かせ、ルアンがボランチの位置まで降りてボールを引き出すことによって前線までスムーズに展開される流れができた。ルアンの上手さが際立った時間だった。一瞬のスキマをつくってボールを受け、球際のセンスでドイツのプレスをいなす。これができるとボールが自由に動き出すのがブラジルサッカーだ。続いて受けるネイマール、ジェズズ、バルボサが絡むとアドリブでゴールまでの道が開ける。

ところがドイツの最終ラインは簡単じゃなかった。

ブラジル優勢で前半終了。

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サッカー王国が受けるプレッシャー

後半。

一進一退の攻防が続く中、ある異変に気づく。

時折映るスタジアムのスタンド、サポーターの表情。

ブラジルのユニフォームを着た人たちはシリアスでナーバスな表情が多く、ドイツのサポーターは常に笑顔で余裕がある。ピッチに目を戻してみると、選手たちも同様にブラジルの選手たちに余裕はなく、ドイツの選手たちはどこか余裕のある表情をしているようにみえる。

これが、王国ブラジルにのしかかる重圧か...

そんなことを考えていた時、試合が動いた。

ドイツが同点に追いついた。

ブラジルは苦しい展開になった。スタジアム全体の空気が重くなった。

両チーム、大事な局面をよく理解していて、ここで抜かれたらヤバイ、ここを繋がれたらヤバイという場面で最後の足が出る。特にブラジルの気持ちがよく出ていた。命懸けのプレーといっても指し支えないレベルの気持ちがピッチで出ていた。それが良い方にも悪い方にも表現されたのはやはり全身に浴び続けたプレッシャーなのかもしれない。

延長戦突入。

選手たちの足がつりはじめる。両チームとも必死の攻防がつづく。

ドイツはこの時間帯にやるべきことをよくわかっていた。決定機を作らせないためにネイマールにボールを触らせないことに徹底した。ブラジルは攻めきれず、試合はPK戦へ。

凄まじい重圧のPK

もう観ていられないほど苦しいPK戦だった。

ドイツのゴールが決まる度に映る選手たちの苦悶の表情。

ブラジルのゴールが決まる度に映る選手たちの安堵の表情。

ピッチにいる選手たちが受けている凄まじい重圧が伝わってくるようだ。

 

そして、ドイツの5人目をキーパーがストップ!この時点で涙を流すほど歓喜している人がいる中映しだされた次のキッカー、ネイマールの重苦しい表情。

ブラジル全国民の期待を背負って、助走するネイマール

 

ゴール!

 

これを決めた瞬間にみせたネイマールの涙にもらい泣きしてしまった。

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プレッシャーから開放された選手たちの多くは歓喜とともに涙を流していた。

尋常じゃないプレッシャーの中で掴んだ金メダル。

 

 

まだ23歳のネイマールの涙に、ブラジル国民のサッカーの情熱に、その土地が生み出すピッチでの表現力に、またしても感動してしまった。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく...

 

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