大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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王国ブラジルとの圧倒的な差、それは本気で遊んだ経験の差

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 リオ五輪前、最後の調整試合が王国であり優勝候補筆頭であるブラジル代表と行われた。

 

この世代の日本代表はアジアでチャンピオンになり、ヨーロッパ遠征でもそれなりの成果を出しており、クオリティの高いチームである。

 

そんな日本が王国ブラジルにどこまでやれるかが試される試合。

結果は0-2。

しかしながら、内容はあまりにも差がついてしまった。

 

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試合後、選手たちはブラジルとの圧倒的な差を口にした。

ネイマールとマッチアップした室屋選手のコメント

何よりも驚いたのが、「やっぱり足が、単純に中に入っていくスピードが速かった」。細かいタッチで室屋に的を絞らせず、一気の加速で置き去りにする。カバーに入った選手もスピードに乗ったネイマールを止めることができず、日本守備網は個人技でズタズタに切り裂かれてしまった。

「抑えるというか、守備で良い形にハメることができなかった。90分間を通して、捕まえ方が分からないというのは、感じたことのないようなレベルだった」

引用元:ネイマールの捕まえ方が分からない…U-23室屋成が驚がく - ライブドアニュース

 

矢島選手のコメント

「前半は守備に回る時間が長く、ボールを奪った後もつなげないでずっと守備をしている感じだった。良い守備から良い攻撃ができなかったし、守備でもハメどころがなかった」

 守備に回った際には、ブラジルの左ウイングに入ったFWネイマールとマッチアップする機会が多くなった。しかし、スピードに乗ったドリブルで易々と守備網を突破するブラジル代表キャプテンを止めることは難しく、「比べちゃいけないくらい。比較対象にも入っていないくらいのうまさ」と驚きの色を隠せなかった。

 そして、ブラジルはネイマールだけではなく、前線のFWガブリエウ・バルボーザにFWガブリエル・ジェズス、そして「8番(MFラフィーニャ・アルカンタラ)がすごいうまかった」と振り返るように、選手一人ひとりの能力が高く、0-2という結果以上に内容で圧倒されることになった。

引用元:Jだと絶対に経験できない選手たち…MF矢島「スコア以上の差を感じた」 | ゲキサカ[講談社]

 

タイトな守備が売りだった日本の守備網がズタズタにされた原因

多くの人がこんな疑問を持ったようだ↓

ボールウォッチャーになったらダメじゃないか、周りをほったらかしにしたらやりたい放題やられちゃうでしょ!と。

この現象が起きてしまった原因は、ズバリ、これまでに経験したことのない上手さ、速さ、早さ、強さを目の当たりにし対策がとれなかったからだ。

ボールを持たせたくない。それじゃあ受け手に厳しくマークしてボールを受けさせなきゃいい。しかし、しかしだ。ボールを受けるタイミングの質、駆け引きのところで既に圧倒的な差が出ていた。スキマをつくる上手さ。世界レベルの間合い。これは相手が近くても大丈夫な距離感とでもいおうか。

奪いどころがない日本。プレッシャーを感じてないブラジル。

ブラジルはドリブルでもいけそうだし、ワンツーでもワンツースリーフォーでもいけそうだし、さて、どう料理しようかと、ヨダレを垂らしながら楽しんでいた。

日本はボールを持った瞬間も常に息苦しかった。ブラジルのボールへの寄せの速さが、日本の判断する時間、考える時間を奪った。これを解決する術が日本にはなかった。

 

ブラジルと日本の差は、本気で遊んだ経験の差

考えるより感じることを大切にする人間たちが、それぞれの個性が勝手に育まれる土壌を創造し、それを愛し、大切にして生まれたストリートサッカーという文化。

その中で生まれる本気でサッカーで遊ぶ時間。それがペレを産み、ロナウドを産み、ロナウジーニョを産み、ネイマールを産んだのです。

本気でプレーしろと練習の中で言わなきゃいけないようではダメなんです。

親やコーチにやらされて上手くなるノビシロと

自分が上手くなりたいという想いから本気で遊んで上手くなるノビシロの差なんです。

強制や矯正がもたらすノビシロよりも

好奇心や探究心がもたらすノビシロの方が圧倒的にあると思いませんか?

 

サッカーチームの数より、遊び場の数のが大事。

サッカーするのにお金がかかる場所が多すぎる。

過剰な管理が文化のノビシロを抑制していると私は感じています。

 

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

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