元日本代表の鈴木啓太さんのYou Tubeチャンネルに中村俊輔選手が出ている回がとても面白いです。
中村俊輔選手の少年サッカー時代からのエピソードが語られてるのですが、成長が遅く身体能力が相対的に低かったためにベンチを温めてた話だったり、高校時代にメンタルトレーナーがきてサッカーノートを書くようになった話だったりとても興味深いエピソード満載なのですが、ジュニアユース時代の指導者の話がとても印象的だったので紹介させてください。
怒鳴られたらやめていた
マリノスジュニアユース時代にベンチ外になって、悔しくて不貞腐れて試合をまともに観ず、大会で優勝したチームはお祝いムードの中、一人で外で泣いていたそうです。
その時のことをコーチに聞いたそうなのですが、最初はみんなが頑張った成果として優勝したのに一人だけいつまでも不貞腐れてたらダメだと喝を入れようと思ったそうなのですが、その時のコーチの振る舞いに救われたと言います。
詳しくは下記の動画を見てください。
ジュニアユース世代って、一番精神的に不安定な時期なんです。
この世代に携わる指導者はやはり扱うのが難しく、どうしても上から制御しようという意識が働くのでしばしば衝突して、サッカーから離れてしまうというケースも少なくありません。
だからこそ、育成年代の指導は大切なんです。
中村俊輔選手は、当時の不貞腐れたエピソードがあったからこそ成長できたと言ってますし、この世代に携わる指導者の振る舞いで才能を活かすか殺すかが決まると言っても大げさではないと思いました。
思春期の子どもたちを相手にするのは難しいことも多いですが、大きな心で選手の本質を見てあげたいなと改めて思いました。