世界最高峰のプレミアリーグを制したマンチェスターシティ。
このチームを語る上で欠かせない選手の一人が小さきポルトガル人、ベルナルド・シルバだ。173cmとプレミアでは小柄な選手であるが、ピッチでは圧倒的な存在感をみせる。テクニック、インテリジェンス、機動力…、全てにおいて高次元でプレーするシルバ。
マンチェスターダービーで魅せたゴールは彼の巧さ、魅力が詰まっていた。
ベルナルド・シルバの魅力
先日のマンチェスターダービーのベルナウド・シウバ選手のゴールシーン。
— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist) (@Masa19901) 2019年4月26日
ドリブルなんですけど、もはやスキップしてるかのような身体の運び方からのシュート。
このステップ、リズム感からのシュートは素晴らしいですね。
さらにボール受ける前の時点のステップも美しい…pic.twitter.com/ad5kgUz4B7
トップスピードでのプレーの精度が信じられないほど高い。ディフェンダーが気の毒になるほどの完璧なゴールだ。このプレーの何がすごいのだろうか、よく見ればわかるのだが、上述のTwitterコメントにもあるようにステップとディフェンダーを外すリズムが秀逸なのだ。身体の小ささが仇になると考える時代は終わった。現代フットボールはスペースも時間もほとんどない。高速でボールが行き来するピッチ上ではなおさらそれを見いだすことは困難だろう。そんな中でポイントになるのは高度な身体運用なのではないだろうか。ボールとともに高速で移動する力がこのレベルで違いをつくる。ベルナルド・シルバのドリブルシュートは現代フットボールに求められる要素が詰まっている。
トップスピード、高いインテンシティでプレーし続けるメンタルとフィジカル
リバプール戦で13.7キロも走り回ったベルナルド・シウバのタッチ集。pic.twitter.com/pEgGazl5vU
— スケゴー (@sukego_fut) 2019年1月4日
ベルナルド・シルバの魅力は優れた技術を持ちながらも、トップスピードで且つ、高い強度でプレーし続けられることだろう。相手に一瞬の隙も許さない。
このスピード、強度を維持しながらピッチをパトロールし、ゴールを狙い続けられる選手は世界でもごくわずかだ。
グアルディオラが心酔する理由
フットボールを革新し続けるペップ・グアルディオラを魅了する理由はそれだけではない。速さ(早さ)、強さという前提に加えてインテリジェンスが秀でているのだ。そう、ベルナルド・シルバは戦術を的確に理解し、ピッチで表現できることなのだ。
マンチェスター・シティ
— inamo (@inamo18) 2019年4月26日
ベルナルド・シウバ
マンCの
ユニフォームを着て100試合出場
22 ゴール 🥅
21 アシスト ⚽️
今シーズン覚醒中の
小さなポルトガル人🇵🇹
ドリブル、パス攻撃センス抜群。
そしてよく走り、よく闘うのも彼の大きな武器。マンCに欠かせない存在へ。
pic.twitter.com/UbMylxb3tl
このリバポの守備に対して、ボールの出口を2つに増やし回避と前進を図るベルナルド・シウバ。 pic.twitter.com/Omrtg7QKNN
— とんとん (@sabaku1132) 2018年10月14日
サッカーにおけるセンスとは、タイミングである。
ゲームの流れを感じながら、最適なタイミングで動き出し、最適なタイミングでボールを捌いていく…
プレミアリーグ最強の称号を得たマンチェスターシティ、ベルナルド・シルバの存在なしにこの快挙はなし得なかっただろう。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…