日本を代表するレフィティ中村俊輔選手。
40歳を間近に控えながらも衰えを知らないそのテクニックは今も見る者を魅了する。
その中村俊輔選手の魅力に迫ると同時に、サッカー選手を目指す若者たちにとってヒントとなる言葉をまとめましたので是非最後まで読んでいただきたいと思います。
相手の足が届かないところにボールを置く技術、寄せられても身体を上手く使う技術、日本の中盤でこれほどのレベルにある選手は未だに数少ないだろう。
そんな中村俊輔選手の言葉を紹介したい。
中村俊輔選手の言葉はサッカー選手を目指す子どもたちへのヒントが詰まっている
僕は身体的に恵まれたとは言えない。線も細いし、身長が高いわけでもない。それでもヨーロッパで身体能力を武器にした選手と戦えるのは、「考えているから」だと思う。頭を使ったプレーができなければ、今の僕はない。
伝え方はとても大切
「あの場面ではパスの選択もあったよ。でも、最後はシュートを打ってもよかった」と言う。そうすれば、「そうか、パスもあったのか」と思うからね。誰にでもそうだけど、伝える順番に気を使いながら話すようにしている。頭ごなしに否定すると、人間はプイと横を向くものでしょ。
輝きつづけるスーパープレー
中村俊輔選手が普段どういったことを考えているのかを学ぶこともサッカーが上手くなるためには大切なことです。
彼の本からも多くのことを学ぶことができる。
自分に必要な環境を選ぶこと
「未来の自分」「なりたい自分」を想定し、そのために必要な環境を選ぶこと。それができないと、ただ環境を変えただけでは、何もプラスにはならない。なぜなら、環境を変えることが、現状からの逃避で終わってしまうこともあるから。
【参考書籍: 察知力 (幻冬舎新書)」】
困難を歓迎すること
壁があるほうが僕は落ち着く。どんなに分厚い壁であっても、それから逃げることはない。逃げようという気持ちも起きない。どんなに困難で、たとえぶつかって砕け散ったとしても、”ぶつかった”ことで得るものがあるから。物事が起きるには、絶対に何か原因があるはず。自分の思い通りにことが進まないなら、その原因を察知して解決の糸口を見つけ出せばいい。そして僕はわかった。自分がこうやって頑張れば、どんどん巧くなっていく。どんどんいいことが起きるんだなということが。
【参考書籍: 察知力 (幻冬舎新書)」】
自分が浮いていると感じても、 力がないと感じても、 サッカーがうまくいかなくても、 努力だけはやめてはいけない。 壁から逃げると次の壁もまた逃げる。 カベを乗り越えようとしている時が一番きついけど一番伸びている時。 うまくいかないことが多いけど、 自分を信じてサッカーに打ち込む。 自分を見失わない。
察知力というのは、人が成長するためには欠かせない力であり、目標を達成したい、願いを叶えたいと思うなら、磨くべき重要な力だと思う。それはサッカー選手だから、アスリートだからというのではなくて、あらゆる仕事をしている人に当てはまるはず。思うようにいかないことにぶち当たったとき、原因を察知する力。上司から自分が求められていることを察知する力。目標へ到達するためにやるべきことを察知する力。周囲の変化を「察知」して、臨機応変に対応できれば、状況や環境は変わっていく。空気を読むというのは察知することであり、それは人を思いやり、他人の気持ちを感じる力でもあると思う。
【参考書籍: 察知力 (幻冬舎新書)」】
中村俊輔選手の存在は多くのサッカー少年の希望になるのだと思う。
本当にサッカーが上手い人が、サッカーの本質を伝えること、夢や希望を当てることが何より大切なことなのだ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…