年を重ねるほどに洗練されるプレー
中村俊輔というサッカー選手を初めて見たのは高校サッカー選手権大会だった。中村俊輔は神奈川県代表の桐光学園の10番。美しいボールタッチとフリーキックで既に特別な存在だった。あっという間にJリーグで輝き出し、日本代表でもすぐにエースになった。いくつもの試練を乗り越え、修羅場を戦い。ヨーロッパに渡る。海外で活躍しチャンピオンズリーグも戦った。世界に通用する左足は多くのサッカーファンに夢を見させてくれた。
ヨーロッパでの戦いを終え、いまは横浜Fマリノスの司令塔である。俊輔のプレーはより洗練され無駄がなくなった。
とりわけ彼のフリーキックはより磨かれている。
「考える力」は年をとっても関係ない。 いや逆に経験を積んだ分、 判断のスピードや質は上がるはず。 「考える力」は武器となる。 だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、 今まで以上に空気を読み、 察知して考える力を磨いていかなくちゃいけない。出典:中村俊輔の名言
誰よりも練習する事。 それが必ず自信になる。
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世界を唸らせた左足
セルティックパーク(セルティックのホームスタジアム)の 大きな風呂につかっているころには、 反省ばかりしていることも少なくない。 あのとき、パスを出すタイミングを 少し遅らせていれば、受け手にとって もっと楽な状況が作れたのかも知れない。 身体の向きを少し変えれば、 もっと広い視野を確保できたかもしれない。 だから来週はこういう練習に 力を入れたほうがいいなとか、 自主練習の時間を増やそうかなとか、 考えるネタはつきない。
セルティック時代の俊輔のプレー集
凄まじい左足のクオリティ。
サッカーのオタクである。子供の頃から抱いていた純粋なサッカーへの想いを一時も忘れずに、ひたすら試行錯誤し練習に練習を重ねた。人の何倍も。そうして天才と呼ばれるようになり、世界でも通用するサッカー選手にまで成長した。
ゴールを決めたり、イメージ通り、 もしくはそれ以上のプレーができたとしても、 その直後には次のことを考えている。 自分のコンディション、味方の動き、 相手の動向を察知しながら、何をなすべきか。 もっといいプレーをするため、 勝利のために必要なことはないかと 頭をめぐらせている。出典:中村俊輔の名言
同じ映像を見ながら、何を察知し、感じ、 自分のものにするか
細かいことを感じるか、感じないか、 考えるか、考えないかで人の成長は違ってくる。 何も考えずにサッカーをやっていても 巧くならない。 そして、海外のサッカーをたくさん見たとしても、 巧くはならない。 同じ映像を見ながら、何を察知し、感じ、 自分のものにするかということが大事だと思う。
この言葉はきっとサッカーだけじゃなく、多くのことに当てはまる。ピッチでは他の誰でもない自分を表現することが大事で、そのためには自分の感性に忠実でなければならない。自分が感じることに集中しなければならない。耳を澄まし、よく目を凝らせば自分にしか見えないものが見えてくる。そういう感覚はとても大切だ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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