大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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海外リーガー特集第三回 モンゴルでプロサッカー選手になった「小さすぎるゴールキーパー」冨澤拓海  

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モンゴルでプロサッカー選手になった男、冨澤拓海。

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一番左の22番が冨澤拓海選手

 

数年前、共に出場したフットサル大会で、はじめて見た彼のプレーは凄まじかった。

強豪だらけの大会で何度も何度もピンチを迎えたけれど、ことごとくゴールを守り。更にキーパーなのにチャンスを量産した彼のプレーは強烈だった。

私も長年のサッカー、フットサルの経験で何人もの優秀なキーパーを目の当たりにしてきたけれど、これほど強烈なインパクトを与えたキーパーはいない。

 

 

彼のプロフィールをご覧いただきたい↓

tomi-footballer.net

 

キーパーとしては体が小さすぎる… プロに近いレベルでプレーした経験があればどれだけ難しいことかわかると思う。

しかし、それでも彼は夢を諦めない。

強い想いが言葉に宿る

クラブワールドカップに出たいんです!」

彼が発した言葉からは強い信念を感じた。

それから彼はニュージーランドでプレーし、現在はモンゴルでプロサッカー選手としてプレーしている。強い想いが彼を突き動かしている。

 

そんな冨澤選手にお話を聞いてみました。

モンゴルリーグってどんなリーグ?

モンゴルリーグは4月から10月に行われる短期リーグです。冬は寒すぎて外でサッカーができずフットサルリーグが行われています。10チームで行われていて、2チーム降格。チャンピオンチームはAFCカップ予選に出場できます。

 

なぜモンゴルリーグに?

ヨーロッパでテストを受けていたんですが決まらず、シーズンがズレているモンゴルでチャンスを見出しました。海外では外人キーパーの需要が少ない中で知り合いが、モンゴルでは多く外国人キーパーがプレーしているとの情報を持っていました。そこからチャンスを得ました。

 

モンゴルと日本の違いは?

物価は5分の1ぐらい。生活水準は日本の方がはるかに高いです。

サッカーは冬が寒く、芝が育たないので人工芝のグラウンドでプレーします。当然ボールも跳ねやすいのでロングボール多用のチームが多いです。

 

モンゴルでの生活で感じていることはある?

治安は良くないなと感じますね。この間も外国人と認識されてから2.3kmくらい怪しい人につけられたので。貧富の差がすごいと思います。

あと、驚くことに日本語を喋れる人がかなり多いんです! 日本に留学している人とかもいて。かなりの国に今年行きましたが今の所ダントツで多いです。英語喋れないけど日本語喋れるよって人が何人もいます!

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サッカー選手を目指す子供たちへ

プロで上に上がっていく為には能力が不可欠なのはもちろんだけれども、プロになる上で大事なことは上手いかどうかではないと思います。本当になりたいと思って動けるか、最後まで自分を信じられるかだと思います。
本当にプロになるという強い気持ちを持ち続けられるかが大事。

なによりも大事なのは親をはじめ周りの人へ感謝の気持ちを持ち続けることだと思います。

 

体が小さくても戦えるということを伝えたい

僕は今年、自分を信じてトライアルを戦うことができました。

でも、これからがスタートです。
身長が低いとか、能力が低いとかそんなの関係ない。自分でもまだまだなのはわかってます。だからモンゴルまで来ました。一番大切なのは目の前の相手に負けないこと。自分自身と毎日戦うこと。自分を信じて突き進んでいきたいと思っています。

  

モンゴルで戦う「小さすぎるゴールキーパー」冨澤拓海選手の今後の活躍に期待したい。きっと彼の挑戦は多くの人たちの力になるでしょう。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

プロフィール

冨澤拓海
1996年11月25日生まれ。千葉県千葉市美浜区出身のサッカー選手。2016年よりニュージーランドオークランドでプレー。2017年、モンゴル1部リーグ、Goyo FCと契約。FIFAクラブW杯出場を目指す「小さすぎるGK」。利き足は右。自称172cm。
公式ウェブサイト
http://tomi-footballer.net/
公式ブログ
http://takumi-tomizawa.01blog.net/

 

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