大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

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リーベルの野生の球際とサンフレッチェの組織力 ”球際の遊びの蓄積がモノをいう”

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 クラブW杯2015準決勝。サンフレッチェ広島リーベルプレート

リーベルはアルゼンチンの名門であり、南米王者である。

南米を制した偉大なチームと日本のクラブが戦えるというのは間違いなく素晴らしいこと、滅多に味わえない経験になる。それを観ることができるというのも幸せなことだ。

サンフレッチェがどれだけ通用するのか、南米覇者はどんなサッカーを見せてくれるのか楽しみにしていた。

そして試合は始まった。

 

サンフレッチェの知的戦術がリーベルを苦しめる

開始早々、猛烈な前プレ(前線からのプレッシャー)で広島の自由を奪う。先に主導権を握るという強い意識がみてとれた。あっという間にリーベルが先手を取る展開になった。 

 広島は後手後手になりながらも大事なポイントで強い。特に最終ラインのつぶしが抜群に良い。大事なところで抑えられるから決定機をつくらせない見事な守備。そしてときおり繰り出すカウンターはリーベルの脅威だった。リーベルはボールを狩りに行く意識が強く、後方の意識が弱い印象だった。そこをうまく突いて広島が決定機をつくった。

 

 リーベルの球際の表現力

序盤こそリーベルにのまれ気味だったが、少しづつ慣れた広島がプランどうり守ってスキをつく展開になりながらも、やはり南米特有の球際の”駆け引き”、”強さ”というのが際立った。体が強い、フィジカルが強いという単純なことではなく、明らかにボールへのアプローチ、足の入れ方、体のぶつけ方の上手さだと思った。

どうやったら自分の方にボールが転がるかという”駆け引き”が上手い。これは野生の感覚だ。

 広島は先制点を決めないと苦しい。決めれば勝機はあるという感じだった。ゲームを観ているとやはり組織でうまくごまかしができる広島に対し、リーベルは個々でできることが多い分、ある程度バランスを崩してでもリスクを受け入れて攻撃に重点を置くことができるポテンシャルがある。地力が違う。だからこそ先制しておきたい。

クラネビッテル

 この選手のボールの持ち方がアルゼンチン的で好きだ。感覚的、野生的なプレーにひきこまれる。球際が激しい環境で鍛えられるとこういう選手が生まれる。

 

ボールを狩りにいくという強さ

リーベルは本当にボールへの執着心というか、抜かれる恐怖よりも相手にやらせたくない感情がそうさせるのか、とにかくボールにグワっといく。そしてこれが終盤に効いてくる。

セットプレーからリーベルが先制した。いよいよ広島は苦しい展開になった。前に行きたい。だがリーベルはひかない。前から前から激しくプレスをかけ続ける。後方のリスクヘッジよりもボールへのアプローチを優先させる。これは個に強い守備陣を信頼しているのだろう。日本なら確実に「下がれ」というところだが、リーベルは「奪い取れ」だった。そして最後の最後まで球際の強さで凌駕したリーベルが勝った。

 

 

球際のかけひきで勝つこと、球際での遊びを極めること

サンフレッチェも勝機があった。決めるところで決めていれば可能性はあった。

しかし、サッカーというのは点差以上に”見えない差”というのがある。

私はサッカーの本質の一つに”球際のかけひき”というのが大切だと思っている。

この”球際のかけひき”でひとりひとりが勝つことができなければ世界で対等に戦うことはできないと思っている。

この試合もサンフレッチェがもう少し球際で勝てればもっともっと可能性があった。

この戦いから逃げてはいけないのだと思う。

もっと小さい頃から球際での遊びを蓄積しないといけない。

パスで逃げるサッカーを突き詰めても世界で戦える個は生まれない。

球際の遊びを極めた選手がメッシでありネイマールであり、そんな奴らが集まってはじめてバルサになる。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

keikun028.hatenadiary.jp

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