大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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子どもにサッカーをやらせたい親御さんへ伝えたいこと 〜サッカーの魅力を注入すること〜

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【少年に読ませたいサッカー漫画】 

先日、5歳のお子さんを持つ親御さんから一通のメッセージが届きました。

“ 子どもにサッカーの楽しさを知ってほしい。好きになってもらいたい。でも、なかなか思うようにいかない…、なにかアドバイス頂けると幸いです。 ” というものでした。

その内容は以下になります。

※ご本人の了承を得て公開しています。 

今回、子供のことで相談したいことがあり、突然ですがメールさせていただきました。

私には5歳(4月から幼稚園年長)になる息子がいます。私がサッカーをやっているのもあり、先日息子が「サッカーをやりたい。」と言ってきました。

そこで、私が個人参加で通っているフットサル場で開催された無料サッカー教室に、試しに連れていきました。
教室が始まる前は私と一緒に楽しくボールを蹴っていましたが、いざ教室が始まると「やらない!」と言って、その日はずっと見学することに。
コーチも私と知り合いというのもあり、気を使って誘ってくれましたが、全くダメでした。
しかし教室が終わってから、そのフットサル場で私とボールを蹴るのは良いらしく、30分くらいドリブル競争をやって楽しんでいました。

やらなかった理由も5歳なので上手く表現できないようです。おそらく「コーチが笛を吹いてみんなと同じことをやる。」というのが嫌なのかと、推測しています。子供なりに、やらされ感が出てくるのかもしれません。

現実的には毎日私とサッカーできるわけではないので、個人的にはスクールに通ってほしいと思っています。スクールも教えすぎず楽しませるタイプなので良いと思います。

多少、無理矢理にでも通わせて慣れさせたほうがいいか、それとも、もう少し様子をみて小学生くらいからのほうがいいのか、悩んでいます。

お忙しいと思いますので、ご都合が良い時にでも簡単にアドバイスいただけると幸いです。他にも情報が必要な場合は連絡いただければと思います。

 

このような悩みを抱えている親御さんって多いと思います。

私の感じていることを、ご返信させて頂きました。 

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お子さんのことですが、まだサッカーに興味を持たれたばかりということなので、全然焦る必要はないと思います。まずはサッカーってこんなに楽しいんだと、好奇心を膨らませてあげることが大事なんだと思います。

余談ですが、私がコーチをしていた時は、幼稚園〜小学一年までは笛は一切使いませんでした。最初から最後までずーーっと試合をやる文化をつくっていて、自分が一緒に混ざったり、小学生で上手い子を混ぜたりして試合をしなが彼らのプレーをみて小さい子達がサッカーを学ぶような環境をつくりました。

サッカースクールはビジネスなので仕方ないかもしれませんが、サッカーにおいて、教える側と教わる側という設定が私は好きではないのです。そういうのって小さい子たちの好奇心が奪われる原因のひとつになってしまうケースがあると思います。

サッカーは遊びです。

ですので、焦らず好奇心を育めるようにしていかれれば良いと思います。

子どもたちの心にサッカーの魅力を注入すること

子どもたちには、ただただサッカーの面白さを知ってほしい、感じてほしいと思っています。それができる大人が増えてほしいと思っています。もっとプレーする喜びを表現してほしいと思っています。

サッカー選手を育成するとか、強いチームをつくるだとか、そんなことの前にやらなければならないのは子どもたちの心にサッカーの魅力を注入することだと思います。

今の日本は好奇心を育む環境よりも、好奇心を奪ってしまう環境が多い気がしています。

 

サッカーを教わる環境よりも、サッカーをプレーできる環境を増やしたい。

みんなと同じでなければいけない空気感、ただ言われたことを正確にやることを求められる時間、そんなことよりも表現させてあげてほしい。

 

 

【サッカー少年の親御さん必読の書】

 サッカーの本質を追求する旅はつづく…