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4/2(日)御殿場の時之栖(うさぎ島グラウンド)で行なわれた12歳以下の国際大会、コパ・プーマ・トレーロス2017(COPA PUMA TOREROS 2017 PRIMAVERA)の決勝トーナメントを取材してきました。
ブラジルの名門パルメイラス、スペインのアトレティコ・マドリード、そしてドイツのヘルタ・ベルリンの12歳以下のサッカーはどんなものか、それに対して日本のサッカークラブがどのような戦いができるのかに興味がありました。
そしてなにより、世界トップレベルのサッカー大国の子どもたちのプレーを目のあたりにできる大変貴重な機会を楽しみにしていました。
それでは、大会レポートをお楽しみ下さい。
コパ・プーマ・トレーロス2017大会レポート
【観戦した試合】
〈準々決勝〉アトレティコ・マドリード 対 ヘルタ・ベルリン
〈準決勝〉アトレティコ・マドリード 対 パルメイラス
〈決勝〉アトレティコ・マドリード 対 清水エスパルス
※大会レギュレーションは〈8人制、15分ハーフ、1人審判制〉
詳細はこちらをクリック。pdfがダウンロードされます→☆
〈準々決勝〉アトレティコ・マドリーU12 対 ヘルタ・ベルリンU-12
指導者の試合にかける熱量、選手への愛情
両チームともピッチ内外で熱い戦いを繰り広げていました。球際ではバチバチとぶつかり合い。指導者たちは止めどなく選手たちへ声をかけ続ける。ヘルタの方は言葉がわからなかったのだけれど、スペイン語を多少理解できる私はアトレティコのコーチたちの声に耳を傾けていた。とりわけ印象深かったのが、選手を励まし続ける声だった。選手たちがミスをおかしても決してネガティブな言葉を使わなかった。審判のミスや、相手の危険なプレーに関してはとても厳しかったけれど。
結果はアトレティコ・マドリードが2−0で準々決勝へ。
ヘルタベルリンの子供達。
— KEI 挑戦の2018 (@Keivivito) 2017年4月2日
彼らのポテンシャルも素晴らしかった。 pic.twitter.com/yg74XKKXJP
パルメイラス対レジスタコパトレーロス2017 準々決勝バモ、ルーカス!バイッ!バイッ!頑張れルーカス!行け!行け!
パルメイラスの激しさと柔らかさ
こちらの試合も物凄い熱量でした。パルメイラスの良さを必死に消しにかかるレジスタの選手たち。アグレッシブにプレッシャーをかけ続ける。パルメイラスのミスを誘発しチャンスをつくる。対するパルメイラスは受身の姿勢から徐々に球際の強さ発揮。野性的に激しく戦いはじめる。徐々にレジスタのプレッシャーに慣れてくると、いなしはじめる。個々の駆け引き、リズムの変化、タイミングの変化で局面で主導権を握るとゴール前でボールが収まるようになる。そこで差を見せたのが10番のファビオ君だ。
彼の独特の間合い、柔らかくキレのあるフェイント、的確に芯を捉えるシュートで決定機を量産。終わってみれば4−1だった。
レジスタも格上相手に頑張りましたが… ひとつ気になったのはコーチたちの発する声でした。ちょっと言葉の表現に棘があるというか…
コパトレーロス準々決勝
— KEI 挑戦の2018 (@Keivivito) 2017年4月2日
パルメイラス対レジスタ
レジスタのコーチが超必死に子供達に指示出しまくりでドン引きしてたらやっぱりパルメイラスに圧倒された。
試合後、アトレティコの選手達とポルトニョールで準決勝ヨロシクという挨拶の図 pic.twitter.com/J841nx4oQY
アトレティコ・マドリードとパルメイラス、印象に残ったのは「指導者の選手への愛情表現とサッカーに対する情熱」だった。
さて、次はアトレティコ・マドリード 対 パルメイラスの準決勝。
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