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サッカーに対する情熱と選手への愛情表現  〜コパ・プーマ・トレーロス2017大会レポート①〜

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2018年のレポートはこちら↓

keikun028.hatenadiary.jp

4/2(日)御殿場の時之栖(うさぎ島グラウンド)で行なわれた12歳以下の国際大会、コパ・プーマ・トレーロス2017(COPA PUMA TOREROS 2017 PRIMAVERA)の決勝トーナメントを取材してきました。

 

ブラジルの名門パルメイラス、スペインのアトレティコ・マドリード、そしてドイツのヘルタ・ベルリンの12歳以下のサッカーはどんなものか、それに対して日本のサッカークラブがどのような戦いができるのかに興味がありました。

そしてなにより、世界トップレベルのサッカー大国の子どもたちのプレーを目のあたりにできる大変貴重な機会を楽しみにしていました。

 

それでは、大会レポートをお楽しみ下さい。

 

コパ・プーマ・トレーロス2017大会レポート

【観戦した試合】

〈準々決勝〉アトレティコ・マドリードヘルタ・ベルリン

〈準々決勝〉パルメイラスレジスタ

〈準決勝〉アトレティコ・マドリードパルメイラス

〈決勝〉アトレティコ・マドリード清水エスパルス

 

※大会レギュレーションは〈8人制、15分ハーフ、1人審判制〉

詳細はこちらをクリック。pdfがダウンロードされます

 

〈準々決勝〉アトレティコ・マドリーU12 対 ヘルタ・ベルリンU-12

アトレティコマドリー対ヘルタベルリンどちらが勝ってもおかしくない好ゲームだった。ヘルタの選手はかなり規格外なのがいたな。#コパトレーロスカップ #atleticodemadrid #ヘルタベルリン #アトレティコマドリード

アトレティコのコーチはとても熱くて感情的だった。相手が激しく削りにきて自分のチームの選手が怪我をしたときなんか、激昂して審判と相手コーチに対して「hijo de puta!! Vergüenza tío!! 」クソッタレちゃんと見てろ!恥をしれ!って凄い剣幕で食ってかかるほど、でも決して選手に対してはネガテイブな言葉は使わなかった。いつも励まし続け、選手に自信を持たせる声をかけ続けていた。選手たちとコーチの信頼関係はとても強かった。この振る舞いはとても素晴らしかった。#コパトレーロスカップ #アトレティコマドリード #atleticodemadrid #futbol

指導者の試合にかける熱量、選手への愛情

両チームともピッチ内外で熱い戦いを繰り広げていました。球際ではバチバチとぶつかり合い。指導者たちは止めどなく選手たちへ声をかけ続ける。ヘルタの方は言葉がわからなかったのだけれど、スペイン語を多少理解できる私はアトレティコのコーチたちの声に耳を傾けていた。とりわけ印象深かったのが、選手を励まし続ける声だった。選手たちがミスをおかしても決してネガティブな言葉を使わなかった。審判のミスや、相手の危険なプレーに関してはとても厳しかったけれど。

結果はアトレティコ・マドリードが2−0で準々決勝へ。

 

〈準々決勝〉パルメイラスU12 対 レジスタU-12 

パルメイラス対レジスタコパトレーロス2017 準々決勝バモ、ルーカス!バイッ!バイッ!頑張れルーカス!行け!行け!

パルメイラスの激しさと柔らかさ

こちらの試合も物凄い熱量でした。パルメイラスの良さを必死に消しにかかるレジスタの選手たち。アグレッシブにプレッシャーをかけ続ける。パルメイラスのミスを誘発しチャンスをつくる。対するパルメイラスは受身の姿勢から徐々に球際の強さ発揮。野性的に激しく戦いはじめる。徐々にレジスタのプレッシャーに慣れてくると、いなしはじめる。個々の駆け引き、リズムの変化、タイミングの変化で局面で主導権を握るとゴール前でボールが収まるようになる。そこで差を見せたのが10番のファビオ君だ。

彼の独特の間合い、柔らかくキレのあるフェイント、的確に芯を捉えるシュートで決定機を量産。終わってみれば4−1だった。

レジスタも格上相手に頑張りましたが… ひとつ気になったのはコーチたちの発する声でした。ちょっと言葉の表現に棘があるというか…

 

アトレティコ・マドリードパルメイラス、印象に残ったのは「指導者の選手への愛情表現とサッカーに対する情熱」だった。

 

さて、次はアトレティコ・マドリードパルメイラスの準決勝。 

 

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