時代が変わってきていると感じている。
終身雇用制度は過去のものになり、一社に長く務める時代ではなくなってきている。
会社は自分をいつまでも守ってはくれないし、会社の評価よりも、市場における自分の価値を高める必要性が出てきている。テクノロジーの発達でリモートワークも少しづつ可能になってきており、スキルさえあれば世界のどこにいても仕事ができる時代になっている。
そんな時代を生きていて私は考える。
私はいまどこにいて、どこへ向かおうとしているのだろうか。
自分の価値を高めるべく日夜、馬車馬のように働きながらも、時間を見つけては自分の価値を高める為に、また好奇心を満たすために読書に励み自分と向き合う日々が続ている。
ここ3ヶ月で読んだ無数の本の中から、とりわけ得るものが多かった5冊をご紹介させて頂きます。
やり抜く力 GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
「ただ好きだからといって、上達できるとは限らない。努力をしない限り、上達するはずがないのだ。だから多くの人は、好きなことをやっていても全然うまくならない」 私も本当にそう思う。自分の興味があることを掘り下げるにしても、練習に励み、研究を怠らず、つねに学ぶなど、やるべきことは山ほどある。だからこそ言っておきたいのは、好きでもないことは、なおさらうまくなれるはずがないということだ。
【参考図書】やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
これは仕事をしていてもそうだし、サッカーにおいてもそう。
好きなだけではスキルは上がらないし、上手くならない。
ましてや、やらされていると感じていることを嫌々やってもダメなのだ。
ではどうすれば良いか、まず自分が主体的にやるマインドをつくる。そしてデキるようになった自分を想像すること。これを私は実践しながら乗り越えてきた。これは忘れてはならない対処法だ。
「必死に努力する以前に、まずは楽しむことが大事」ということだ。 打ち込みたいものが見つからず、毎日何時間も努力をする覚悟ができていないうちは、興味を持ったことをひたすら楽しんで、どんどん興味が湧くようにしたほうがよい。もちろん、興味を持ったことを本格的に掘り下げていくには、時間もエネルギーも必要だし、規律や犠牲も欠かせない。 だが最初の段階では、初心者はまだ必死でうまくなりたいとは思っていない。何年も先を見据えて、将来の目標を考えたりはしていない。いったいなにが自分の一生を方向づける最重要の目標になるかなど、見当もつかない。ただひたすら、心から楽しんでいるのだ。 言ってみれば、その道を究めた達人でさえ、最初は気楽な初心者だったということだ。
子どもたちに何かを上手くなってもらいたいという時に、まずやるべきことは、それに対して興味を持ってもらうこと、好奇心を持たせることからはじめる。そしてそれを楽しめる環境を整えて見守ること。いずれ子どもたちが本気になる瞬間がやってくる。
大人も同じだ。好奇心を持ったらとことん追求し、誰よりも学び、楽しむこと。
これで圧倒的な差がつくということでしょう。
HARD THINGS
どんな人間にとっても、人生で2種類の友達が必要だ。ひとつは、何かいいことが起きたときにその人を呼べば自分のために感動してくれる人。嫉妬を隠すための偽りの感動ではなく、本物の感動だ。必要なのは、自分に起きたこと以上に、あなたのために感動してくれる人だ。ふたつ目は、何か悲惨な状態になったとき、たとえば生死の境にいて、一度だけ電話がかけられるときに呼び出せる人。
人見知りで、臆病で、弱冠コミュ障気味な私を救ってくれているのはこの2種類の友達だ。私は幸せものなのかもしれない。
良い組織では、人々が自分の仕事に集中し、その仕事をやり遂げれば会社にも自分自身にも良いことが起こると確信している。こういう組織で働けることは真の喜びだ。誰もが朝起きたとき、自分のする仕事は効率的で効果的で、組織にも自分にも何か変化をもたらすとわかっている。それが、彼らの仕事への意欲を高め、満足感を与える。
自分が行動することで人々を喜ばせることができる。あるいは感動させることができる。そのような効果を実感することができればモチベーションはいつも最高だろう。
仕事、いや人生の満足度を高めるためには HARD THINGSが欠かせないということだ。
ほめることは技術です。何気なく人がほめられるかというと、そんなことはありません。相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。
とにかく観察です。部下を見ることです。見ていないと何もいえません。今日部下がどんなネクタイをしていたか覚えていますか。どんな靴を履いていたか知っていますか。
相手がいちばん聞きたいほめ言葉を見つけて、それを伝えることができるようになったら、世界はまったく違った展開を見せ始めるでしょう。
部下、あるいは子どもの本質を、心をしっかりと見てあげなければならいということだ。なぜそのように考え行動したのか、見てあげて考える事ができなければ簡単に心が離れていく。「ほめる」というのはそれができてはじめて効果的になる。
「言葉」があなたの人生を決める
ほとんどの人が「他人から吹き込まれた目標」を自分ほんらいの人生の目標だと思い込んでいる
私はこの言葉を読んで、自分の掲げている目標について考え直しました。
仕事での目標、人生における目標。特に前者は「他人から吹き込まれた目標」になりがちだ。改めて考え直す必要がある。
「私はもっと大きな人間になれる。もっと多くのことができる。もっと多くを手にすることができる。まずは自分のことから始めよう。自分に語りかけることで可能性を切り開こう」
「これは私の決断だ。これは私のアイデアだ。私が善人なのは、私が善人であることを選んだからだ。私が働くのは、私が働くことを選んだからだ。法に従うのも従わないのも、すべて私の選択だ」
すべて自分で選択した結果の今なのだということ。だからこそ、自分の発する言葉に、行動に、成果に責任を持たなければならないし、ポジティブに自信をもって歩み続けようと思いました。
ザ・コーチ - 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』
自分の本心を裏切ってはいけない、大切なものを大切でないものの犠牲にしてはならない。
本当に大切なことをしなかった見返りは、それに気づいた時にわかる。 何かを無くした時に感じる罪悪感を後悔という。 本当に大切なことをやらなかったダメージは、思いのほか大きい。
自分の今を振り返るのにとても役立つ言葉が散りばめられている。
大事なのは常に今この瞬間であり、先延ばしにしてはいけないのだと強く感じた。
何かをやると約束するより、何かを絶対にやらないと決意することは、人格として上位だと。そして、やらないと決めたことを実行することが、自由を手に入れること』
「幸せとは、持つものではなくて感じるもの。求めるものでも探すものでもない。この瞬間に幸せはあふれている。そして、それを感じる心そのものが、真の豊かさなんだ。
自由とはなんだろうか、幸せとはなんだろうか… それを自分の内面としっかり向き合って答えを出すしかない。無駄にSNSを眺めて時間を浪費していないだろうか。外部からの情報は決して自分を幸せにしてくれない。
今回ご紹介した5冊は、本当に忙しい時に睡眠時間を割いて読んだものになります。
私にはどうしてもやりたいことがある。それを実現するためには今よりも自分の価値を高めなければならない。読書は良い自分への投資になる。そう思うからこそ読むことができたし、学べたことは大きい。これからも読書は続けていきたい。
是非、参考にして頂ければと思います。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…