身体が小さい一流選手から学ぶことはとても多い。
世界で一番上手い選手と呼ばれるメッシはもちろん、レアル・マドリードのゲームメーカーであり、クロアチア代表の司令塔モドリッチ、ブラジル代表の左サイドバック、マルセロ…
彼らはサッカー選手として決して体躯に恵まれているわけではないにも関わらず、ピッチ上では圧倒的な存在感を示す。
対峙する身体の大きい選手を相手にボールを奪われない技術、ボールを運ぶ技術はとても良い研究材料になる。
今回は、JEC (@jecfootball7) | Twitterさんの投稿を参考にさせていただきながら小さき魔法使いたちの「ボールを隠す技術、ボールを奪われない技術」を紐解いていきたい。
スポンサードリンク
メッシのボールを隠す技術
【メッシ】自分より大きいマッチアップに対して体を密着させ潜り込むような体勢をとる事で、相手の視界からボールを隠す。軸足でブロックをしつつ、反転時に腰を突き出す事で若干の間合いを作り一気に前を向く。 pic.twitter.com/zYGH0yQW9T
— JEC (@jecfootball7) 2018年5月19日
これだけ近い距離で相手に囲まれてもボールを奪われないメッシ。
ボールの置き所が絶妙であり、一人のディフェンダーに対しては身体でボールを隠しながらも反対から奪いに来る相手にはボールを晒しながら、食いつくタイミングを見計らってボールコントロールし守備網を脱出。
大切なのは心も身体も柔らかくしておくこと、ガチガチに力が入っていてはキワのキワを抜け出すことはできない。
ボールを持つことを恐れないメッシ、ボールを持つことの喜びを表現するメッシのプレーをもっと日本の子どもたちに伝えたい。
モドリッチのボールを奪われない技術
【モドリッチ】腰でプレッシャーを待ち、マッチアップの力を利用して相手との距離を広げ、ボールキープに余裕を持つ。膝をつく姿勢になっても相手側の足を使ってブロックを作り、ボールを触れさせない。 pic.twitter.com/oF98CiOtya
— JEC (@jecfootball7) 2018年5月17日
背後からボールを奪いに来る相手に身体をぶつけてスキマを生み出し、ボールを自分の支配下に置き続ける。そして両サイドから寄せられても身体を上手く扱いながらボールをコントロールし切り抜ける。
ボールを奪われない技術は見て学ぶのが一番効果的だ。
サッカーは(ピッチでは)考えることよりも感覚が重要なのです。もちろん考えることも大切だけれど、このような局面では間違いなく考える暇などなく、感覚で切り抜けなければならない。
メッシとモドリッチのこのワンプレーだけでも多くを学ぶことができる。
この感覚をイメージしてピッチで表現して欲しいと思う。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
![]() |
東欧サッカークロニクル 長束恭行 カンゼン 2018-05-11 売り上げランキング : 2792
|