ゲオルゲ・ハジをご存知だろうか。
かつて東欧のマラドーナと言われた男だ。
ルーマニア代表の10番であり、94年のW杯ではカルロス・バルデラマ要する全盛期のコロンビア代表を破ったことで大きな話題を集めた。
魔法の左足から繰り出されるパスやシュートはまさに芸術的。
巧みなボール扱い、身のこなしで相手守備網を切り開くゲオルゲ・ハジに見惚れた人は多かっただろう。
ルーマニア史上最高の選手、東欧のマラドーナと言われた男の魅力に迫ってみよう。
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相手の想像の上をいくボールタッチ
ブラジル史上最高の左サイドバック、ロベルトカルロスの意表をつくタッチ。
相手に読ませない、想像を上回るプレーをピッチで披露し続けた。
ゲオルゲ・ハジが繰り出すファーストタッチはまさに魔法のようだった。
タイミングをズラす、相手の死角を通す
ゲオルゲ・ハジは相手のタイミングをズラし、死角を通す。
難しいことをしているように見えないシンプルなプレーだけれど、真似をするのは非常に困難だ。絶妙の間合い、絶妙のタイミング、 絶妙のボールコントール、この3つを高次元でやってのける男、ゲオルゲ・ハジ。
「センスとはタイミングや」と滋賀の天才軍師、岩谷さんは言っていたがハジのプレーを見ると納得することができる。
魔法の左足
ゲオルゲ・ハジ の左足は凄まじかった。シュート力、タイミング、球種… あらゆるシチュエーションに応じて変幻自在に使い分ける。恐ろしいほどキックのレベルが高く、数々のスーパーゴールを演出した。
ハジの左足は特別だ。
それ故ピッチで自由に表現することができたのだろう。
私は常軌を逸したプレーが好きだ。常識に捉われない発想を育んだ先に、ゲオルゲ・ハジのような規格外の天才が生まれるような気がしている。
誰もが考えないことを考えること、誰もがやらない方法でやること、そのように考えて表現する選手は常に魅力的であり続ける。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…