アイスホッケー選手の三浦優希さんがVoicyでとても興味深いことを話していました。
こんな内容です。
「僕がアイスホッケーを好きでいられる理由は、父親が僕がアイスホッケーを下手だという理由で怒ったことが一度もなかったからだと思うんです。どんな時に怒ったかというと、プロアイスホッケー選手になりたいという夢を宣言している中で、朝寝坊したり、練習行かなかったり、夢に対して向かっていかない時に対して怒ったんですね。プレーに対して怒られたことはないです…」
親がサポートするとはどういうことか
私が子どもの頃、父親はどうだっただろうと思い返してみると、怒られた記憶はありません。どちらかというと母親の方が私のサッカーに対して熱があったのですが、プレーに対して怒られた記憶はなくて、サッカー仲間との喧嘩など、プレー以外のことでしか怒られたことがないんです。だから大人になった今でもサッカーが好きでいられるのかもしれません。本当に適度な距離感で見守ってくれていたんだなと、感謝しかありません。
そして、プロになるための環境こそ実力が伴わなかったこともあり、よくはなかったと思いますが、それでも関わってくれた大人にはそれなりに恵まれたように思います。
サッカーが嫌いになるような出来事は一度もありませんでした。
そして、自分がジュニア世代の指導にどっぷり携わっていた時も、干渉し過ぎず適度な距離感を保ちながら見守る親御さん、子供と一緒になってサッカーを遊べる親御さんは、やはり子供も伸び伸びと楽しそうにプレーしていました。
私のチームにも一部、子供に干渉し過ぎて、プレッシャーをかけてしまう親御さんいらっしゃいました。でも、子供は楽しそうにプレーできなかったし、仲間にも厳しい要求をするようになっていきました。そして中学でサッカーを続けなかった子が多かった。
親のサポートは、子供に大きな影響があるということです。
以前ご紹介しましたが、ジュビロ磐田の山田大記選手のお父さんのエピソードも素敵でした。
親がかける言葉はものすごく大きな力になります。
もし親父が、”コーチに見る目がない”とか、周りの何かが原因だというような励まし方をしてたら、僕は人のせいにしてふてくされてたかも。 かと言って僕自身の能力や可能性を否定されても、きっと自信を失ってしまった。 あくまで想像ですが、そう思います。 コーチや先生、仲間たちの存在は僕にとってすごく大きな存在だったし、今もそうですが、 やっぱり1番の教育者は親なんだなって、そんな当たり前のことを今感じてます。
だから、サッカーをしてる子供を持つ親御さんには、 まずは出来る限り練習や試合を見に行って、何も言わなくてもいいからそっと見守ってあげて欲しいです。 そして言葉を掛けるのなら、 誰かや何かを否定するのではなく、可能性に対する前向きな言葉を掛けてあげてください。
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