大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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「出来なかったのに楽しいとか最高だね」 保護者の変化が子どもを変える 鍵を握るのは大人たち。

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月に1、2回。サッカーの練習会を企画しています。魔法の練習会、奇跡のレッスンと呼んでくれる人もいます。

 

keikun028.hatenadiary.jp


きっかけは、友人のお子さんのための企画でした。見違える子どもたちの変化に、噂を聞いた子達が集まってきます。


変わるのは選手だけではありません。

先日、ある保護者の方と話していたところ、こんなふうに言われました。

 

「前回の練習会、息子、楽しかったみたいで。『凄く楽しかったぁ!!』と戻ってきました。その日はシュートトレーニングで、息子は全然上手くいかなかったのに、『うまく出来なかったけど楽しかったぁ!!』と満面の笑みで言っていたんです。」


そして、そのお母さんは、こう続けます。

「私も息子に『出来なかったのに楽しいとか最高だね!!』と言ったんです。楽しいなら、いいかなと思うようになって.........。」

 

「出来なかったのに楽しいとか、最高だね」

という、「悔しいけど楽しい」という子どもの気持ちを認めてあげるその言葉がとても素敵です。


お母さんにそんなふうに言われて、その子も、嬉しかっただろうな。


「出来なかったなら、もっと練習しないと。」

でもなく、

「出来なかったのにどうして楽しいの!」

でもなく、


「出来なかったのに楽しいとか最高だね」

 

という言葉。


きっとその子はこれからも、失敗を恐れず、もっと上手くなりたい、と夢中になってサッカーに取りくむんだろうな。

 

昔、あるコーチに、「保護者に怒られている子はすぐに分かります。失敗した瞬間に、保護者の方をチラッと見るんです。僕はそれを見逃しません。そういう子は伸びにくいんです」と聞いたことがあります。


試合でも練習でも、上手くいかなかったことはプレーをしている本人が一番わかっていて、一番悔しく思っているはずです。

 

「上手くなりたくないの?」

「試合に出たくないの?」

「なんであんなミスするの?」

 

奮起させたくて、子どもにかけている言葉が、もしかしたら、子どもから成長とサッカーの楽しさを奪っているかもしれない。

 

大人の目を気にしてプレーさせているかもしれない。

 

練習会に来る子どもたちは、真っ直ぐな目をして、夢中になってボールを蹴ります。

失敗しても怒られることはないため、失敗も恐れません。シュートを外しても、4つ角を狙っていたり、意図のあるシュートは、コーチから「ナイス外し方!」と褒めてもらえます。

 

失敗してもチャレンジする子ども達のキラキラした姿を見ていると、保護者も変わっていくのが見ていて分かります。


車内での反省会をやめ、練習するかしないか、子どもの意思を尊重するようになり、かける言葉が変わっていきます。

今すぐに出来るようになることより、こんなに夢中になって、楽しそうなら、それが何より大切なんだ、と思ってくれているようです。

 

「出来なかったけど楽しかった!!」と言ったシュートが苦手な少年は、驚くことに練習会の翌日に、試合でシュートを決めたとお母さんから報告がありました。そのメールには、「あまりシュートを打とうとしない息子なので、たった1本のシュートかもしれないけど何か成長の一歩を踏み出したような気がしました」とも。

こんなことってあるんだな、と驚きました。

 

この練習会を見ていると、子どもたちはみんな可能性に溢れていて、鍵を握るのは大人なんだと実感します。

 

子どもに上手くなって欲しくて、きつく叱ったり、 たくさんの練習をさせることより、「面白かった?」「今日も楽しいといいね!」「出来なかったところはこれから上手くなるところだね」「あなたなら、できると思うよ」そんな声をかけてあげてほしい。

 

それだけで、子どもたちはもっと笑顔に、そして、見違える成長を見せてくれるんだと思います。

 


最後に1冊の絵本を紹介します。

子どもたちは、お父さんお母さんに、いつも笑顔でいて欲しい。と思っていて、怒られませんように。と願っています。

子どもたちの心を想像してみませんか?

 

おこだでませんように

おこだでませんように

  • 作者:くすのき しげのり/石井 聖岳
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2008年07月

 

ライタープロフィール

サッカー少年の子どもを持つ母

子どもたちをもっと笑顔にするためには大人が変わらないといけない…

本には大人が変わるヒントがたくさん散りばめられています。

大人の心を育む本をご紹介していきます。

 

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