Twitterで下記の投稿をしたところ、オランダに住まれている金子さんから興味深い反応をいただきましたので、紹介させてください。
サッカー少年団やクラブに入らなくても、サッカーで遊べる環境があったらいいなと思う。
— Kei Imai (@Keivivito) 2022年9月18日
そこからチームでやりたい子がクラブに入って試合などを楽しむ流れが、結果的に競技人口増加や、サッカーファン増加に繋がると思う。
いま、子どもたちがサッカーで遊ぶ余白が足りない。
サッカークラブかスクールに入らないと、サッカーで遊ぶ場所がないという声をあちこちで聞いているのですが、そんなクラブやスクールでも競技志向を強要され、サッカーをやめてしまう子がいるという話を聞いたんです。
やっぱり子どもが外で大人の目を気にせず遊べる環境ってすごく重要だよなと思って書いたところ、オランダの金子さんが反応してくださいました。
子どもたちが遊びに求める3つの重要な特性
「子どもたちの遊び方」自体が世界的に変わってきているようだ。現代の安全が確保された遊具や公園に警鐘を鳴らす🇩🇰の造園家ソーレンセン氏は「ジャンクヤードという遊び場」を作った。子どもの発達の専門家たちは、この公園が「子どもたちが遊びに求める3つの重要な特性」を活かしていると主張する⤵️ https://t.co/fwu4SzxKPC pic.twitter.com/fOhSKm23at
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
1⃣大人から離れること
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
子どもは親が常にコントロールし予定を立て管理しなくても、自分で物事を発見し、間違いを犯し、(無理のない範囲で)自分を傷つけることさえできる能力を必要としている。「ジャンクヤード」は大人の監視役はいるが、親は参加することを禁じられている。
📸NYのジャンクヤード pic.twitter.com/iJUcy6qaby
2⃣リスクの要素(対ハザード)
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
子供たちは、高さ、道具、スピード、乱暴な振る舞い、行方不明になる可能性などある程度のリスクに直面したときに成長する。ジャンクヤードは、リスク(対ハザード)の機会があるように作られている。子どもの時に得た自信は大人になって開花することも。
📸20世紀の公園 pic.twitter.com/SgTMYW6hA9
3⃣ルースオブジェクト
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
奇妙なものを使って砦や城を作ったり、家や自動車を作ったり、自分たちでデザインした世界を作ることが許されると、子どもたちの想像力は目覚める。その辺に散らばっているガラクタを拾ってきて、ケガをする心配を親がする必要があるだろうか。
📸カナダのジャンクヤード pic.twitter.com/MtsJOPI7oV
ジャンクヤードで遊ぶ子どもは「退屈で刺激のない無菌状態の公園」で遊ぶ子どもより、怪我をする可能性が低くより回復力があり、自信に溢れ健康であることが研究で証明されている。普通の遊具がある公園よりも、ジャンクヤードで遊ぶ方が子どもが遊びに夢中になり滞在時間が長かったという結果も出た。 pic.twitter.com/EDV52QAtUc
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
「子どもたちが遊びに求める3つの重要な特性」
— 金子和也 | 🇳🇱 在住@ラフレサ (@kaneko_lafresa) 2022年9月19日
1⃣大人から離れること
2⃣リスクの要素(対ハザード)があること
3⃣ルースオブジェクトがあること
子育て目線だけでなく、スポーツをする子どもたちも「完璧に設計された」練習や環境では、心底楽しめていないのかもしれない。https://t.co/BOuugsgM5a
研究で証明された事実を踏まえた、非常に興味深い内容だと思いました。
大人が過剰に子供の遊びや、学びの機会に介入しすぎている現状を考えると、金子さんが紹介してくれた「子どもたちが遊びに求める3つの重要な特性」は子どもが遊べる場所をつくる上で、とても参考になりそうです。
競技志向じゃないとサッカーをやる場所がないというのは不健全だと思うんです。これは、あらゆるスポーツでそうで、競技志向じゃなくても”遊び”を楽しめる環境が充実していることがとても大切だと思うんです。
日本サッカーを世界一に!などという目標を掲げて子供に強要することで、大切なものを失ってしまっていることに気がつかなければならないと思います。