説明が長い大人が苦手です。
子どもの頃から、学校の先生やサッカーのコーチの話が長いのが苦手で、早くやりたいのに全然話が終わらなくて、それが本当にしんどかった記憶があります。
そんな経験があるので、自分が指導する側になった時は、話は端的に短くするように心がけていますが、やはり話が長いこと(長いと思われてしまうこと)は受け手にとって良くないようです。
「自由な授業へ3つのステップ」という記事の中でこんなことが書かれていました👇
説明が長いと、その分だけ使い方を示唆することになります。「これはダメ」「こうするとうまくいかないよ」「ここは、こうしなさい」・・・説明で使い方を限定し、子どもたちが自分で見つける楽しさを奪っていきます。
いい指導者は、見つける楽しさを奪わない
これは大人になってから気がついたことですが、いい指導者はいくつか傾向があるのですが、とりわけ子供、育成年代を対象の指導者の場合、教えすぎないというのは重要なテーマであると思います。これまで出会ってきた素敵な指導者は、例外なく、子供が自分で見つける楽しさを奪わないですし、先回りして教えるようなことはしませんでした。
社会に出て、仕事する中で、上司や先輩から業務の指導を受けるわけですが、やはり教えるのが上手い人は、先回りして教えないですし、本質的で抽象的なことを伝え続けて本人が気が付くまで待てるような人が多いと思います。
一方で、結果を無理やり出させてしまうような圧倒的な推進力のある人もいます。とにかく目先の結果を出すために犠牲を厭わないタイプです。いい選手を引っ張ってきて、勝つために先回りして教え、より高いレベルを経験させることで更に成長させるというマインドを持つ指導者です。
どちらかというと後者のタイプが大会などで成果を出しやすい印象です。
バランスが大事だと思うのですが、私は後者の傾向が強い指導者を好みません。
一概に否定はできないのですが、後者にバランスが偏りすぎてしまうと、子供や選手自身が失ってしまうことがあるし、伸び代も余白もなくなってしまうからです。
もちろんそれでグンと伸びる子もいます。でも、ガクッと落ちて、そこから上がってこれない犠牲も生まれるわけです。私はそのような指導を好みません。
プロの世界なら別ですが。
少し話はそれましたが、説明が長い傾向がある人は注意してください。
そして、子供が自分で見つける楽しさを、その余白をつくることを心がけてみてください。