ロシアW杯直前の監督交代劇があった日本代表。
私は間違った判断だったと今でも思っていますが、日本が決勝トーナメント進出を決めたことで、あの間違った判断が正当化されてしまうのではないかと危機感を感じている。
ロシアの地で戦う選手たちの健闘は称えるし、これからの戦いも本当に頑張って欲しいと思うけれど、このW杯でどんなに素晴らしい結果を出しても日本サッカー協会への不信感は変わらない。
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これはもう何度も言いたいけどハリルホジッチが解任されたのは、間違いなくコミュニケーションの問題です。最初は60%ぐらいだったけど、情報が出れば出るほど100%に近い確信を得ている。阻害要因が何かあってコミュニケーションが成立せず、回復不可能だと判断されたのだろう。
— サワヤマ(編集者/コンサル) (@diceK_sawayama) 2018年6月30日
そしてこの懸念は100%当たると思ってる。もう西野体制は正解だ、となる。ハリルホジッチが提示した課題も、そんなものはクリアしなくてもW杯ベスト16に行けたからいい、結果が全てだ、お前らは黙れ、となる。グラデーションはそこにはない。
— サワヤマ(編集者/コンサル) (@diceK_sawayama) 2018年6月30日
この問題を「ハリル批判派と擁護派」とされること自体おかしくって、その国の文化の為に長い間尽くしてくれた人を、正当な結果じゃないところで切ったことがダメなんであって、ハリルを好きか嫌いかみたいなところに着地するのは違和感。
— アサノ・ヨル・ダ・シウヴァ (@yolda2s) 2018年6月27日
日本がサッカー文化を育んでいくために、もう考え方を変えなければならないのだと思う。
中田英寿さんが語る「日本サッカーのために考えるべきこと」が共感しかなかったのでご紹介したい。
中田英寿、
— motmot☆ (@moto_heart_not) 2018年6月29日
監督交代劇、
日本代表を語る。#FIFAワールドカップ pic.twitter.com/SfatrUlCYR
日本サッカー発展のためには、目先の結果ではなく未来をみること
別に2ヶ月でどうこう監督が出来るもんじゃない。
結局は選手が自分たちでどれだけまとまってやれるか。
それよりも、むしろこのワールドカップをステップにして、次に繋げるためにどうしていくかっていうのを西野さんは考えないと、このワールドカップだけで結果が出ればいいやみたいな考え方だと、日本サッカーのためにならない。
外国人監督を4年間やって良くても悪くても、はいじゃ契約終わって次にいく。
なんかそれをやってても、その先には絶対進まないと思う。
例えばそういう風に4年間で監督を変えていくんだったら、間違いなく日本人監督で次の3大会をやっていこうとか、外国人監督に任せるんだったら、それこそもう2大会は間違いなく任せてやってみようとか、もう少し長い期間をみない限り、積み上げることが難しい。
そうしないと監督は結局、その4年間のためだけにやってしまう。
それだと結局意味がない。
このワールドカップは単なる通過点に過ぎない。
まだまだ発展途上の日本サッカー。今回のハリルホジッチ監督解任はそんなことすら認識できていないようなジャッジだったけれど、中田さんが言うように中長期でじっくりとサッカー文化を育んでいくための戦略をぜひ考えて欲しいと思う。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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