高校3年生の伊藤凜聖と申します。
私は昨年の2月から一般社団法人ユニサカという学生団体に所属しています。
スポーツにおける人権問題に関するプロジェクトに関わらせていただき、現在ではプロジェクトリーダーを勤めています。
このプロジェクトに対する思いは、自身の経験に基づいています。
実際に高校年代を筆頭に育成年代では暴言、暴力などのパワハラ体罰問題が根付いており、私のサッカー仲間でもそれが原因で辞めてしまったり、サッカーが嫌いになってしまったり、サッカー人生がマイナス方向に行ってしまう仲間を多く見てきました。
そのような思いを抱える選手を1人でも減らし、環境をより良いものにする、そのような思いで活動しています。
このプロジェクトは始まったばかりということもあり、今現在行えているものとしてはスポーツ人権問題に関する勉強会、シンポジウムとなっています。
これからさらに解決策を模索し、1日でも早く実行に移そうと考えています。
同じ様な思いを抱えている人は多いはずです。
今回、ぜひスポーツに携わる方にご参加いただきたいと思っています。
下記に、イベントの詳細をお伝えさせてください。
書き手：伊藤凜聖
10歳からサッカーを始め、ポジションはGK。
中学時代にはJリーグチーム下部組織に所属し、高校は東京都の某強豪校にスポーツ推薦で進学。今年3月に卒業。
イベント詳細
一般社団法人ユニサカは国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチと共催で日本スポーツ界におけるパワハラ・体罰問題を議論するシンポジウム「さまざまな視点から考えるパワハラ・体罰のないスポーツ界」を開催致します。本イベントは、ゲストに元バレー日本代表の益子直美氏、土井香苗氏、杉山翔一氏をお迎えし、現役大学生の目黒を加えた4名でディスカッションを行います。
現在、世界のスポーツ界で人権というワードが注目されています。日本スポーツ界には部活という特有の文化があります。その中にはいわゆる「体育会」といった伝統が重んじられている環境があり、その文化は時にパワハラ、体罰 ”taibatsu”などの問題を助長する一因にもなっています。また部活動だけでなく、どのスポーツにおいても暴力・暴言などの問題がいまだに存在し、その影響で苦しみながらプレーしている選手が数多くいます。今回は学生スポーツにおいて体罰・パワハラ問題はなぜ起きてしまうのか、なぜ解決できないのかについて当事者の体験談などを踏まえながらパネルディスカッションを行い、解決策について議論します。
また、シンポジウム後には懇談会を開催し、参加者の方々からも問題意識を共有していただき、ネクストアクションにつなげる予定です。
【開催要項】
開催日： 2021年3月22日(月) 19時～21時00分(懇談会20時半より約30分予定）
開催方法： zoomウェビナーにて (後日お申込みいただいた方々に参加リンクを送付いたします。)
申し込み方法：Peatixにて申し込み：https://peatix.com/event/1843101
※アーカイブ配信も行います。当日参加が難しい方もこちらからご登録をお願い致します。
※報道関係者の皆様は申し込みの際に参加者情報記入欄にて所属先を記入していただけると幸いです。
申し込み期限：3月21日(日) 24時
参加費： 無料
【一般社団法人ユニサカについて】
「自分たちが 大学サッカーを 変えていく」をフィロソフィーに掲げ、活動をしています。2017年に発足し、大 学サッカーの変革に挑戦する勇気を持った学生により構成されております。スポーツにおける人権問題を解決 するために2020年よりヒューマン・ライツ・ウォッチとの活動を開始いたしました。
一般社団法人ユニサカ 公式サイト
【ヒューマン・ライツ・ウォッチについて】
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)とは、世界各地の人権侵害と弾圧を止め、世界中すべての人々の人権を守ることを目的に、世界90か国で人権状況をモニターしている国際NGOです。本部はニューヨーク、日本では2009年に東京オフィスを設立し活動中。
2020年7月には日本にてスポーツにおける人権問題調査後、報告書「数えきれないほど叩かれて」を公表。
