写真=Getty Images
ホセ・マリア・ヒメネス。
若干24歳にして、リーガエスパニョーラに所属するアトレティコ・マドリードのDFラインを支えるウルグアイ代表ディフェンダーだ。
20歳でアトレティコに引き抜かれ代表デビュー、所属チーム、代表共にコンビを組むディエゴ・ゴディンから学び、凄まじい成長を遂げた。
南米の中でも屈強なウルグアイの選手らしい身体の分厚さから、そのフィジカルに絶対の自信を持ち、圧倒的な対人の強さと、強烈なタックルで相手の攻撃陣をシャットアウト。
空中戦でも凄まじい強さを見せ、ボールを強奪する。
セットプレーの攻撃参加からもゴールを狙う攻撃力も抜群の選手だ。
そんなヒメネスのプレーを見てみよう。 ボールを奪いにいくヒメネスはまるで獲物を狙う野生動物だ。
圧倒的な対人守備
エジプトvsウルグアイより、ゴディンとヒメネスの圧倒的なカウンター潰し。エジプトは組織的な守備からカウンターを狙っていたが、2人の門番が最後まで立ちはだかった。所謂チャレンジ&カバーの"チャレンジ"ってのはこういうことなんだと思う。日本人の"チャレンジ"の基準を変える素晴らしいお手本。 pic.twitter.com/PpVLnEnJLZ
— Coach Tamura (@tam_futbol) 2018年6月15日
相手との距離をすっと詰め、簡単にかわされないように1度止まり、タイミングを計りボ ールを奪いに行く。 ボールを奪うには、「止まる」ことも大切だ。
「やられない」ディフェンスより「ボールを奪う」ディフェンスでチームに勢いをもたらす。
攻撃的な守備で攻撃の起点になる
ヒメネスのサイドでの1v1の対応について。前向きの相手に対しても"ボールを奪う"ということが常に頭にある。相手に近い方の足でボールにアタックするのも特徴的。日本の育成だと、"相手とボールが離れた時に体を入れる"という奪い方が絶対的すぎて、こういう奪い方をする選手はあまり見ない気がする。 pic.twitter.com/Axosz8grHH
— Coach Tamura (@tam_futbol) 2018年7月21日
俺から逃げれるもんなら逃げてみろ!という超攻撃的な守備。 そして、相手との距離の詰め方も抜群だ。
一気に加速せず、自分のポジションをギリギリまで守り、相手の進路を消しながら相手に近づきボ ールを奪う。 ただ思い切ってやっているわけではない。 全てが計算されているのだ。
屈強なフィジカルは攻守で貢献する
ウルグアイ先制!
— CLgolazo (@ComBicicleta) 2018年6月15日
1-0
後半43分!
ヒメネス! pic.twitter.com/FgwVWYqiOn
チーターのように身体をしならせ、高いジャンプから繰り出されるヘディングを止めるのは容易で はない。
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2019年2月21日
試合を動かすセットプレー💥⚽
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DFヒメネスが遂にユヴェントスのゴールをこじ開けた👏
🏆UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 1st Leg
🆚アトレティコ×ユヴェントス
📺ハイライトはDAZN YouTubeでhttps://t.co/lvsgK5t85C#UCLisBack#UCLの新しい本拠地#UCL pic.twitter.com/rysqH7Gb6t
大事なところで決める得点力とゴールへの嗅覚も併せ持つヒメネスは常に野生的だ。 世界を代表するDFになるであろうヒメネス。
これからの活躍に注目していきたい。
ライタープロフィール
佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…