Jorginho Frelloさん(@jorginhofrello) • Instagram写真と動画
ジョルジーニョを知っているだろうか。
サッカー王国ブラジルが産んだ天才MFだ。
(祖父がイタリア人ということもあり、15歳の時にイタリアに移住し、ブラジルとイタリアの国籍を持っており、イタリア代表を選択している。by wikipwdia)
本名はジョルジ・ルイス・フレーロ・フィーリョ。
イタリアのセリエA、ナポリで頭角を表し、現在はチェルシーでプレーしている。
そのプレーに世界トップクラスの指揮官たちが心酔している。
天才と呼ばれるMFは世界に何人もいるが、その中でもやはり突出しているのがイニエスタやモドリッチ、ボランチやレジスタというポジションではセルヒオ・ブスケツの名前が上がってくるが、ジョルジーニョはそれに匹敵する才能を持っている。
そう多くの海外サッカークラスタは口を揃えて言う。
では、ジョルジーニョはどんな選手なのだろうか?
彼のプレーを観てみよう。
ジョルジーニョはボランチの教科書
こちらの映像を観れば、どんなプレースタイルなのかがよくわかる。
普段アンカーをやってる選手は、ジョルジーニョから技をどんどん盗むと良いと思う。特に注目して欲しいのがサポートの質。立ち位置の正確性(人と人の間)もさることながら、ボールの移動中の5~10mのポジション修正が早いので、前線でうまく追い込んでも彼の所が浮いてしまう。他チームの対策が楽しみ。 pic.twitter.com/9XrdQr4LDJ
— たむらコーチ (@tam_futbol) 2018年8月19日
ボランチ、アンカーの教科書と言ってしまうと、少々ハードルが高いかもしれない。
まさにお手本であり、ボランチの鏡であるけれど、彼のプレーは見た目よりも非常に再現が困難なほどにクオリティが高い。しかしながら、彼のプレーを参考にしてほしいと思う。
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ここで面白い動画を紹介したい。
ナポリ時代からともに素晴らしいフットボールを表現し、ともにチェルシーにやってきたサッリ監督との関係性を語る映像だ。
ジョルジーニョがチームで求められている役割がよくわかる。
ジョルジーニョのチームにおける役割とは
Tifo football - チェルシーでも続くジョルジーニョとサッリの幸せな関係(日本語訳付き) pic.twitter.com/gn6cfubiAy
— GIUBILOMARIO(河野大地) (@giubilomario) 2018年8月10日
近年、フットボールに革命を起こしたグアルディオラに続き、サッリ監督の採用するプレースタイル、思想は非常に先進的で面白い。
そんなサッリのフットボールを体現する為にジョルジーニョは必要不可欠であるというわけである。
チームの中盤をオーガナイズし、試合の流れをコントロールする。
攻撃のスイッチを入れ、スイッチを切る。
ゲームに流れをつくり、流れを止める。
すべてはジョルジーニョがコントロールしているのではないかと思わせるほど影響度が高い。
もう少し、ミクロの視点で彼のプレーを観てみよう。
空間認知、ファーストタッチの駆け引き
【シティ加入が噂されるジョルジーニョ】ダイレクトの判断をチラつかせながら意表を突くファーストタッチで、ハーフスペースをガラ空きに。ラツィオのボールサイドの選手全員が後手に回り、フリーとなったハムシクへ縦パス一本。ハムシクの受け方(体の向きの作り直し)も秀逸。 pic.twitter.com/OzvkAxNvco
— JEC (@jecfootball7) 2018年6月12日
いつでもボールを捌ける姿勢で受けることができるからこそ、相手に先を読ませないでプレーできる。ボールを持つのか、捌くのかわからないのだ。しかしながら、何より秀逸なのは、これだけ狭く、相手が近い空間でボールを受けられることだ。
ほとんどの選手はここでボールが入ってもダイレクトでプレーする選択肢しかないはずだ。あるはずのないスペースを生み出し、そこに活路を見出すこのプレーは天才と呼ぶにふさわしいだろう。
ゲームの中心にいるということ
ジョルジーニョ プレイメーカー
— かざみ (@kazami0711) 2018年8月19日
フリー認知して寄りながら180°ターン
→後ろのCBとの2対1優位性リンク→背後の敵のベクトル外すフェイクミックスのハーフターン→フリー認知で寄って壁リンク→足元でのセットアップ
常に味方と繋がりを保てること
繋がりを感知できること
繋がりを利用すること pic.twitter.com/EaMaFI1rPz
ジョルジーニョは常に相手を感じながら味方と繋がることができる。
相手の動きを察知し、ボールをどう動かし、どこに展開するかを瞬時にジャッジし決断を繰り返していく。
現代フットボール最高のMFと呼ばれるだけの貫禄が出ている。
チェルシーの心臓
「"サーリ・ボール"を機能させるキー、それがジョルジーニョだ。アーセナル戦の1点目は、彼の展開からアロンソ→ペドロと決まった。シンプルにあのパスを通せてしまうのは天才的。彼はサーリが望むように味方の動きを調整できる、チェルシーの心臓だ」
— Terry Komatsu (@terry_komatsu) 2018年8月24日
ダニー・ヒギンボザム
video @ChelseaFC pic.twitter.com/tuctewCyaN
チェルシーは彼を中心に動いていると言っても良いだろう。
彼がボールに関与する度に、皆が有機的に動き出す。
ボールと人が動きながらゴールへ向かう有機的な運動体としてサッリの、いやジョルジーニョのチェルシーは機能していると言っても大げさではない。
ジョルジーニョが最高の理由|守備のセンス
チェルシーに移籍したジョルジーニョ。
— ヤマザル伝道師 (@yamataku0807) 2018年7月14日
レジスタとしてのイメージが強いが、個人的にこのクリーンなDFも上手いと感じる。
特に
1面を作り相手のドリブルコースを消すストッピング。
2間合いに入った時に、ボールを突っついてとるポーキング。 が上手い。
(技名は勝手につけました) pic.twitter.com/3YKTwiJvvu
現代フットボールにおいて、最高のMFと呼ばれるには守備のセンスが欠かせないだろう。リケルメやマラドーナのように守備をないがしろにしても許される時代ではない。
ジョルジーニョは新時代のMFに求められるものすべてを兼ね備えたフットボーラーなのだ。
彼のプレーに注目してほしい。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…