フットボールを進化させ続けるサッカー界のイノベーター、ペップ・グアルディオラが「ボールを持つことの重要性」を語った。
インタビューを翻訳してくれた@fantaglandistaさんのTweetよりご紹介させていただきます。
シティ2年目のペップのインタビュー① pic.twitter.com/PQYm5bjmEs
— ㅤ (@fantaglandista) 2018年3月27日
スポンサードリンク
ボールを持つことの重要性
平均して70%以上のボール支配率を今季は誇っていますよね。
ボール保持率が算出されてから、プレミアリーグのどのチームよりも高い数値です。
なぜボールを持つことがそれほど重要なのでしょうか?
こっちがボールを持っていれば、ゴールを決めるチャンスがあるのはこっちだけど、相手がボールを持っていれば、ゴールを決めるチャンスがあるのは相手だからだよ。
だからできるだけたくさんボールを求めるんだよ。
それが1つ目の理由だね。
楽しんでボールを持ってプレーすること
2つ目は、サッカー選手がサッカー選手になれたのは、楽しんでボールを持ってプレーできるからだよ。だから私は挑戦するんだ。彼らを楽しませようとね。思い出させるんだよ。彼らが若い選手だった頃をね。
選手が異なればチームで表現すべきことも変わる
例えばバルセロナ時代は組み立て攻撃のうち35%が中盤を通じていましたが、ここではそれを下回り、およそ25%です。
ー組み立てをバルセロナ時代からどう変えたのでしょうか?
ーその理由はなんでしょうか?
戦術は選手の質があってこそだからだよ。
シャビやイニエスタ、ブスケツやメッシやセスク、そうした選手たちがいれば、そこでプレーするのが普通だよ。中盤でね。
ここにいる選手たち、サネやスターリング、ケヴィン・デ・ブライネのような選手がいるから、よりスペースを攻撃するんだ。違うやり方でプレーしているね。
とても似た原理があるサッカーをしているけど、選手の質に合わせているんだよ。
だからいくらか異なるんだ。合わせるのはあなたの方であると。
一般的にこう言われますよね。「1つしかやり方がない」とか「いつもまったく同じやり方でプレーしている」と。
ーしかし、そうではないと。ここではバルセロナでも、バイエルンでもやらなかった違う攻め方をしているんですね。
その通りだよ。でも、根本は変わっていないよ。
確かに同じようなプレーを目指すけど、もしレヴァンドフスキやミュラーのようなストライカーがいるなら、クロスを使わなければいけない。
彼らはペナルティエリアの中でとても強いからね。
彼らのような選手がいなければ、例えば今は、セルヒオ・アグエロがいるから、違う解決策を見つけなければいけないんだ。
フィニッシュや攻撃の仕方にしても、中盤を支配するやり方にしても、もちろん選手の質があってこそだよ。これはバスケットボールでも同じだね。選手の質ありきなんだ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
グアルディオラのポジショナルプレー特別講座 オスカル・カノ モレノ 東邦出版 2016-03-15 売り上げランキング : 42062
|