イタリア、セリエAに所属するビッグクラブ、ユベントスでプレーする、イタリア代表の選手である。
24歳のレフティ。
ポジションはセカンドストライカー、トップ下、両ウイング、両サイドハーフからウイングバック、インサイドハーフまでこなせるセンス溢れるMFだ。
185cm、77kgという大きな体格からは想像できないしなやか身のこなし、センス溢れるプレー、芸術的な左足のキックで見るものを魅了する。
ベルナルデスキはボールをこねたり、相手をあざ笑うフェイントを織り交ぜながらゴールに向かういわゆるテクニシャン、ファンタジスタといった類の選手ではない。
しかしながら、“サッカーが上手い”選手である。
プレーの選択肢、タイミング、左足の精度が抜群なのだ。
派手なプレーだけが攻撃的な選手の特徴ではないのだ、ということを彼は教えてくれる。
そんなベルナルデスキの上手さの秘密を動画を使って紐解いていこう。
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抜群のタイミングでラストパス
FWの動き出しを見逃さないこと
ボールを運びながら味方の動きに合わせる才能
ボールを運ぶ力、引き付けてからのアシスト
ベルナルデスキは姿勢が良い。
つまり、無駄な力が入っていないということだ。
常に自然体で「俺はなんでもできるぞ!」いう感覚でプレーしている。
ゴールから逆算してプレーを決定できるのもこの姿勢が影響しているように思う。
姿勢が良く自然体であれると、遠くまでよく見えるし、頭が働きやすい。
常に相手を良く観察し、守備の綻びを探している。
すぐにパスを出さず我慢して、煮え切らない相手がボールに食いついてきたら絶妙なキラーパスを通す。
ベルナルデスキはセンスが良い!
センス… つまりタイミングが抜群だということです。
魔法の左足!バリエーション豊富なキック…
右サイドから切り込んでのシュートの精度の高さ
正確で強烈な左足
ノーモーションでも高精度
“魔法の左” ドライブシュート
185cmの長身から繰り出されるパンチ力のあるキック。
それでいてコースも完璧だ。
リラックスして全身をムチのようにしならせるキック、身体の力がすべてボールにのっている。
一流の選手は動作に無駄がなく、美しい。
止めることが困難な理由は、ボールスピード、精度共に高い水準にあるからだ。
ベルナルデスキが左利きで、なおかつ素晴らしいキックを持っている事は相手もが知っているが、それでもその左足から繰り出されるキックを止めることは困難を極める。
完璧なフリーキック
低く鋭い弾道のキック!
ベルナルデスキの左足はボールに魔法をかける。
きっと何千回、何万回と練習したに違いない。
ボールとの密な関係性がプレーに宿る。
体格に恵まれているベルナルデスキだが、彼のプレーは繊細だ。
全てのプレーのタイミングが抜群だ。
必要な事を必要なタイミングで行うため、相手にとっては常に脅威になる。
これは身体能力的に海外の選手に劣っている日本人が真似すべきポイントだと思う。
余計な力は必要はない。
焦る必要もない。
なんでも出来る状態で「その時。」を待つのだ。
ライター: 佐藤 靖晟 (Nobuaki Sato)
サッカーの本質を追求する旅はつづく…