
サッカーコーチを始めたばかりの大学生の頃、初めて訪れた八ヶ岳のステンドハウスDEN。
あれから約20年。
いまだに八ヶ岳に通っている。
サッカーコーチを辞め、中南米に一人旅に出て帰ってからも田畑さんは好奇心丸出しで聞いてくる。
「中南米はどうでしたか?僕も海外一人旅興味あります」
私が面白い人に会うと、田畑さんは好奇心丸出しで聞いてくる。
「どうでしたか?素敵な方でしたか?僕も会ってみたいです」
そんな田畑さんは、常に好奇心全開で、あっという間に興味のあることをやってしまう。
ペンションのオーナーをやりながら、サッカークラブも経営されながら、その他にもいくつもの事業を営みながら、私のような若い人間に好奇心を向けられる田畑さん。
一人で海外に旅に出たり、遠方まで人に会いに行ったり、
会社を作ったり、田畑さんは好奇心全開で挑戦し続け、自分の人生をつくっていく、
グランデの子どもたちとボールを蹴らせてもらう度に、自然体の子どもたちとパス交換する度に、感じるものがある。
田畑さんの大切にされていることが、伝わってくる感覚がある。
人として、大切なこと。
それが土台にある。
サッカーの技術、もちろん大事。
でも、それは人としての土台があってはじめて発揮されるもの。
そのような田畑さんのスタンスが八ヶ岳の自然の中で育まれる子どもたちの強さに宿っていると感じる。
「田畑さんのサッカー人生に影響を与えたものってなんですか?」
この問いに対して、
「人です。毎年、数えきれないほどDENに訪れてくれる人が僕を育ててくれていると思います。興味のある人には会いに行きますし、色んな人の人生から学ばせていただいています」

このブログは、「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」というテーマですが、
「サッカー」と「人間力」というキーワードとも繋がりが強いと感じます。
サッカーとは何か?
人間力とは何か?
この根源的な問いを持ち続けて、このブログを書いてきました。
田畑さんとお会いする度に、「サッカー」「人間力」このキーワードが生まれます。
私たちにとって、サッカーとは人生の一部であります。
人間がプレーするサッカーは、人間力が問われる。
そんな当たり前のことを八ヶ岳に来ると、田畑さんに触れると思い出します。

今年も、夕方から深夜まで様々なお話を聞かせていただきました。
DENには面白い人が集まります。
OMAさん、僕はOMAさんほどピュアなサッカー人をみたことがありません。
いつまでも変わらぬ探究心、そして人への好奇心、愛、伝えること、伝わることを諦めない心。誰よりも上手くなりたいという心。
なんて素敵な人たちと出会えたのだろうと思います。
サッカーをいいものにするために、人生をいいものにするために、やはり人を、心を大切にしたいと、強く思う八ヶ岳合宿でした。
サッカーと人間力
自分を信じること、大切な人を信じること、
人間力も、サッカーも、信じることからはじまる。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…