サッカーは楽しむものなのに、少年サッカーの現場を見ていると楽しそうにプレーする子供の数が少ないように感じるのは私だけではないはずだ。
コーチや親からの声援というよりも罵声に近い声が響き渡る光景はもう見たくない。
日本代表でも活躍したヤットこと遠藤保仁選手は「楽しむ」ことの重要性を語っている。本当はサッカーを通じてこのような感覚を養っていく必要があるのだと思います。
スポンサードリンク
「楽しむ」ことが継続を生む
僕の信念は、いつでも、どんな状況でも楽しむことです。好きで始めたサッカーだから、試合中はもちろん、練習中でも楽しんでやりたいと日頃から思っています。プライベートでもその信念は揺るぎません。
「楽しい」という気持ちがなければ、サッカーはいいプレーができないし、成長もしません。
人は「楽しい」ことをしているときに集中力が高まるといわれます。
もし、サッカーを楽しくないと感じたら、サッカー選手としてはやっていけないでしょう。撮影=佐藤亮それはどんな物事でも同じことだと思います。
同じ内容でも、イヤイヤやっている人と、楽しんでやっている人とでは、その成果に大きな差が生まれるはずです。
ウェイトトレーニングだって、楽しんだほうが効果は高くなります。
基本的には地味でつらい作業なので、「しかたがない」という気持ちでこなしたら、ウェイトトレーニングの時間がどんどん嫌いになるし、効果が出るのも遅くなるでしょう。
サッカースクールはたくさんありますが、その存在意義はいかほどのものなのか…
お金のために運営するくらいならない方が良いと私は思います。
子供を否定しないでください!
子どもの成長を促すために親はどう寄り添うべきなのか問われた小林は、「自分は何をやっても親から否定されることがありませんでした。間違いを正されるケースはありましたが、頭ごなしに言われたことはなかったです。ただの一度も。常に自分の考えを尊重してくれましたね」と話している。
サッカースクールの価値ってなに?
「お金儲けが目的であれば、人のたくさん集まる都心でやればいい。企画運営は代理店に丸投げし、自分はゲストの形で参加すればラクはラクです。やり方は人ぞれぞれですが、自分の場合はそこにあまり魅力を感じないんですよ。
こうして地元の方々と協力し、共同プロジェクトを進めることに意義や価値がある。また、近くにベガルタ仙台があるとはいえ、東京に比べれば小学生がプロ選手と触れ合う機会は少ないはずです。自分の存在がきっかけのひとつになれば」
サッカーをプレーするためには愛情がなければいけない。そんな当たり前のことを伝えられることができていないのかもしれない…
今のサッカーには愛情が足りてない
“サッカーに限らずスポーツでは女子はどうプレーするか、男子はどうプレーするかという多くのルールがある。これはフェアではない。”
“私たちはすべての子どもたちにサッカーを通して技術の向上はもちろん、チームスポーツの美しさを学んで欲しいんだ!そしてチームの一員であることによって信頼、コミュニケーション、責任といったことを通して彼らのコミュニティでリーダーになる機会を提供したい。”
現在はサッカーをする、スポーツをするといったことが“お金のかかる習い事”になってしまい、プレーする機会やサッカーを教わる機会が平等であると言えなくなってきている中、人の人格を形成する上でサッカーは大きな役割を果たすとケイグ氏は考えているのだ。
“私はこのクラブが家族やプレーヤーのコミュニティであり、質の高いサッカー教育が受けられサッカーや人生において向上できる場所でありたいんだ。”
サッカーの本質を追求する旅はつづく…