ピテカントロプスvol.5.子ども達のオリジナリティを引き出す⁉️サッカー情報誌!
サッカーを愛する男が作ったフリーマガジン「ピテカントロプス」vol.5が我が家に送られてきました。
今回もサッカーの魅力、子どもたちの好奇心をくすぐる内容が満載であっという間に読み終えてしまった。
見所満載なのですが、今回は本誌で取り上げている日本サッカーの父とも呼ばれるクラマーさん、サッカーライター賀川浩さんの言葉をご紹介させていただきたい。
育成年代に関わる方は必見です。
クラマーさんの言葉
「近ごろは子どもたちは早い時期から指導を受け、君のポジションはここだと指示され、いろいろ教えられるが、子どもたちが自分で才能を伸ばせる自由がなくなっている。今、指導の対象を何か一つに絞るのならーー12歳ごろの少年を教えたい。彼らはあらゆる可能性を持っている」
これはデットマール・クラマー氏の言葉だ。
クラマーさんがサッカー界に残した教え いつの時代も変わらない大切なもの - スポーツナビ
今回のピテカントロプスでは、90歳のサッカーライター賀川浩さん(FIFA会長賞というなんだかものすごい偉業を成し遂げた偉人)を特集しているのだけれど、その賀川さんがクラマーさんについて語っているコーナーがすごく刺さった。
そのクラマーさんの言葉は何年も前のものになるのだけれど、現代の育成年代でも同様の問題が存在し続けている。
子どもたちが自分で才能を伸ばせる自由はあなたのチームにあるのか?
ジュニア年代のサッカークラブに問い続けなければならないと思う。
教わった選手がものにできなければ、教えるものの責任
選手には身体的な最盛期と、技術的な最盛期があって、その期間は限られている。コーチは「今、何を伝えなければいけないか」を察知して、指導しなければアカンのです。
クラマーは「教わった選手がものにできないのは、教えるものの責任」とも語っている。そのために、準備や努力を惜しまなかったのもクラマーのすごいところですよ
つい先日、近所の中学生のサッカーの試合を観ていると、指導者のこんな声が響き渡った「教えたじゃん。なんでできないの?」「やる気がないなら帰っていいよ!」…
クラマーさんは、選手がものにできないのは指導者の責任ですよと言っている。
そして、それはその通りだと思う。
選手のやる気を引き出すことができないことも同様だ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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