大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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サッカーをセンス良く伝えるために読んでおきたい記事3選(vol.8)

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我々大人の役目は子供の主体性を育むことなのだと思います。

自分の人生の方向性を決めることができなければ面白くならないということをしっかりと大人は伝えなければならないと思います。

サッカーは主体性を育む上でとても良いツールだと考えています。

今回ご紹介する3つの記事のテーマは「主体性」です。

主体性をいかに育むかを考える上でとても有意義な記事です。

 

選ぶ経験が圧倒的に少ない

「教えない授業」のねらいは。社会に出ても、学ぶ力を持続可能に自ら育てるのが狙いです。

今の生徒たちには、自分で選んで何かをする経験が、圧倒的に少ないと思います。だから、いざ社会に出たときに、自分の道の選び方が分からない。

その原因の1つは、与え過ぎだと思います。今の子供たちには、決められた課題などが次々に与えられ、正しいとされる同じ方法でこなしていく動きが求められています。

学習塾などに行っている生徒は、答えをすでに知っている場合があります。

その場合は。学習塾に行っているほとんどの生徒は、理解している内容をアウトプットする経験が少ない。答えのない問いにどう立ち向かえばいいのかも分かっていません。私の授業では、そのような生徒も、他の生徒にできる手伝いはないか、理解できていない生徒に、どうすれば分かってもらえるかといった問いに直面し、学びを深めています。

www.kyobun.co.jp

 山本先生はこんな本も書かれています。

 

自主的な目標達成を通じて、自制心を鍛える幼稚園の話

この幼稚園が面白いのは「管理」が、園児たちの自主性に任せられている点だ。 まず、基本的に親は「どのような課題が出されたのか」を直接幼稚園から聞くことがない。子供が親に「こんな課題が出た」と報告することから、課題は始まる。だから、子供が何も言わなければ、親は課題を無理にやらせることはできない。つまり、子どもたちは「自分で自分の目標の進捗を管理する」責任を負わされる。

また、毎日のことであるから、サボったり、うまく課題をクリアできないときもある。だが、親はそれを強制してはいけないことになっている。1週間のうち、サボった日、怠けた日はシールを貼ることができないので、結果的に「やらなかった」と子供が自分で幼稚園に申告する。 「できなかった」と申告するのが嫌であれば、自主的に課題をやる子もいるし、どうしても嫌ならやらなくて良い。

ーー中略ーー

世の中には「習い事」を3つも4つも子供に掛け持ちさせ、英語やピアノ、算数など「スキル」に直結する能力を鍛えることに熱心な親が多いと聞く。もちろん「スキル」も重要である。だが、与えられた課題を自ら考え、工夫し、達成するという経験にまさる教育はない。

blog.tinect.jp

 

じぶんで決めること

「2時間の練習の中で、子どもたち自身が工夫してやる時間を30分は取りたいと思っています。監督がこれをしろあれをしろと言うと、学年が上がっても言われないとできないようになってしまうんです。そうなると、試合の最後、厳しい局面でベンチの顔色を伺ってしまいます。そこで『ベンチを見なくてもいいよ』と言うのですが、そうさせたのは僕も含めた大人なんですよね」

 明監督は練習前に要点を伝え、練習中は離れたところから見守り、気になったことがあればアドバイスを送ります。 

「昔はああしろ、こうだろうと言っていたのですが、いまは選択肢をふたつ提示して、どちらを選ぶかは任せるから、自分で決めてごらんと言っています。

 育成指導主義で活動するといいながらも、チームの結果に固執しすぎてしまい、勝ちたい気持ちが先行し、過度な熱量で子どもたちに声をかけることもあったそうです。

 「それで部員が減ったこともありました。監督が怒鳴るからって。その頃の私は、遠征の移動バスの中でスクールウォーズを流していたぐらいでしたから(笑)。それである日、冬の小さな大会で優勝したときに、子どもたちに『監督、俺たち、もう監督に言われなくても頑張れるから、大丈夫です』と言われたんですね。そのときに、子どもたち以上に、監督である自分の方が、プレッシャーに圧されて苦しい姿が勝ちたい気持ちになっていたことに気づきました」 

創部3年目、明さんは指導のスタンスを変えました。

 「変えようと思っても、すぐに変えられず、少しずつ、少しずつ、失敗しながらも変えていきました。そうしたら結果が出始めたんです。子どもたちが自分たちで動くようになってきました。そこからですね。勝利至上主義ではない、真の育成指導主義になったのは」

www.sakaiku.jp

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…