大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

ディエゴ・シメオネの言葉が、我々日本人に超効果をもたらす理由

follow us in feedly

スペイン、リーガエスパニョーラの第3の強豪といえばアトレティコ・マドリードだろう。バルセロナレアル・マドリーの2強を追い立てる存在だ。

そのアトレティコ・マドリードの闘将、シメオネ監督のリーダーシップが世界で注目されている。

そのシメオネ監督の著書「シメオネ超効果リーダーの言葉で今あるチームは強くなる」という本をご紹介させて頂きたい。

シメオネの熱く、生きた言葉の数々が私の心に突き刺さった。

シメオネの言葉が、我々日本人に超効果をもたらす。

 

 

人生に立ち向かうこと

人生というのは立ち向かってなんぼだ。隠れていては何にもならない。決断をしなくてはいけないし、それによって周りからあなたがどう見られるかを考えるべきではない。人がある状況に追い込まれた時、解決する唯一の方法は立ち向かうことであり、逃げ隠れすることではない。 

なにかにチャレンジしているとき、必ず困難に直面する。

時には逃げ出したくなるほどの大きな困難に見舞われることがある。

そんな困難を克服するには逃げずに立ち向かう勇気をもつことなんだろう。

シメオネの生き様が言葉に宿っている。

困難な時代に生きる我々日本人に響く言葉だ。

言葉と行動で説得すること

集団を口説く能力はとても大切だ。彼らを自分の思う方向へ導き、都合が良いと考える状況へ導くため、あなたの言葉とあなたの行動で説得する。これがその後に成功するための最初の足がかりとなる。グループはあなたと一緒にいて、あなたのことを信じなくてはならない。もしあなたのことを疑い信用しなければ、前途には問題が現れることになる。

これはサッカーを指導する立場の人間にとどまらず、リーダシップが求められるあらゆる立場の人にとって刺さる言葉なのではないかと思う。

私自身、チームをマネジメントしなければならないとき、いかに逃げずに、根気強く説得する必要があるかを身をもって経験した。本当に大切なのは自分に嘘をつかず相手に対し誠心誠意を込めて対話することだ。シメオネはそのことを改めて思い出させてくれる。

あなたが表現するのは、あなたそのもの

私のやることすべてに従え、と選手に言っているのではない。

そんなことはまったくない。私は働く方法に自由を与えるタイプだ。自由があることで全員が力を付け、全員が互いを尊重し合える。

各々が感じるままに、自然に、自発的に振る舞わなければならない。それこそがチームに最大限貢献できる方法だ。自分たちを導いている者は上からの命令でやっているとか、偽りを演じている、と選手に思わせてはならない。あなたが表現するのはあなたそのものであり、裏も表もなく、前もって用意したものでもない、と選手に見せなくてはならない。

自分を表現することができずに苦しんでいる人が大勢いるのだと思う。

シメオネの言葉を私なりに解釈すると、「自分を表現する唯一の方法は、自分自身の心に従うこと」だ。

誰かに求められていることをやることよりも、自分の心が求めていることをやらなくては自分を表現することはできないのだと思う。

 

真のリーダーたるもの

自分に自信があることを示すのは基本である。

私が迷っている時、それを選手たちに悟られてはならない。

彼らに忠誠心を抱かせるためには、あなたが言っていることが彼らにもグループにも役に立つと納得させねばならない。ひとりひとりの忠誠心によってチームもまた利益を得るのだ。

生きた経験を語るには、日々を本気で生きるしかない

私は理屈だけでなく、生きた経験を語る。

選手にとってはそれの方がはるかに簡単に受け取れる。

元選手でない者の方がおそらく知的能力は高いだろう。

しかし雄弁さが、体から自然に出て来るものよりも魅力的だとは思わない。

私は日々を本気で生きることができているのだろうか。

いや、もっとやれる。もっとできる。

シメオネの言葉はそんな気にさせてくれる強い力がある。

 

 あなたは信念を作り上げねばならないが、もしそれを伝える能力がないのなら、信念なんて無意味だ。

信念とは、強烈な想いであり、人生そのものなのだとシメオネは語る。 

この混迷の時代に生きる我々日本人にシメオネの言葉は超効果をもたらす。

 

サッカーの本質を追求する旅は続く…

 

keikun028.hatenadiary.jp

keikun028.hatenadiary.jp

keikun028.hatenadiary.jp

keikun028.hatenadiary.jp