大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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三浦知良が語る「本当にサッカーが上手い選手」とは。

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キングカズこと三浦知良選手が語るサッカーの本質。

その言葉には説得力があり、日本サッカーの大きなヒントが隠されている。

今回ご紹介させていただくのは、「本当にサッカーが上手い選手」とはどんな特徴があるのか。三浦知良選手の言葉をもとに考えてみたい。

本当に上手い選手は環境に左右されない  

雨はしばしばサッカー選手を困らせる。

でも、元ブラジル代表FWのエジムンドはそうじゃなかった。

雨で柔らかくなったピッチでも晴天用のスパイクで走る、とまる。

それですべらないのが信じがたいところ。無駄に力まないんだね。

ブラジル人もいろいろで、国立競技場に来て「ピッチが固い」と、ジョギングシューズに履き替えて、そのチームで1番うまいプレイを見せた選手もいた。

面白いもので、ジーコもペレもサッカーをする限りはいくら走っても足がつらない。

余分な力が皆無で、余裕があり、相手に迫られてもそれに応じていろいろな体の使い方ができる。

力を入れるか入れないかの、高度なバランス。

そういえば陸上100メートルの王者ボルト選手も、あんなに速いのに力みが感じられないのは気のせいだろうか。

うまい選手は概して賢い。

僕が21歳でブラジル、クリチーバにいた頃、ユース時代に代表経験のある同僚にこう言われた。「俺が考えるからお前は走れ。」それでうまくいってしまう。掛け算や勉強苦手そうでも、サッカーにおいては抜群に頭が良かった。サッカー脳とでも言うようなもので、それらも含めて世界基準の「うまい」があるんだろうね。

 キングカズこと、三浦知良選手の著書「やめないよ 」より引用

 

「フッチボール・アルチ(芸術的なサッカー)」に価値を置くブラジル人のDNAを、そんな選手たちからも感じてしまう。その奥義をマネするのはなかなか難しいでしょう。ビーチサッカーの日本代表選手も嘆いていた。「砂の上でもブラジルは恐ろしくうまいよ。追いつけない」

 

うまい・賢い・力まない

本当にサッカーが上手い選手は“上手くて、賢くて、余計な力が入らない”。

世界最高の選手と呼ばれるメッシも、ブラジルの若き英雄ネイマールも常に余計な力が抜けている。

カズが言うようにサッカーに限らず、どんな競技でも一流選手は力まない。

陸上100mの世界王者ボルトも、フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦選手も柔らかく力みがない。

 

いかにリラックスした状態でいられるか。

いかに柔らかい状態でいられるか。

そこに到達するまでには鍛錬が必要だ。

ただ、これだけはいえる。

本来の力が出せるとき、それは力が抜けている時だ。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…