大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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カストロの訃報、私が偉大な革命家から学んだこと

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キューバ共和国の首相、大統領を務めたフィデル・カストロ国家評議会議長が90歳で死亡したと、キューバ国営テレビが発表しました。

【カストロ前議長死去】弟・ラウル議長、震える声で深夜の発表…静まり返るハバナ市内(産経新聞) - goo ニュース

 

キューバ革命の指導者として世界に名を馳せた人物である。

私自身も大きな影響を受けた人物でこの訃報はやはり寂しい気持ちになる。

カストロの残した言葉を胸にとどめておきたい。

 

 

『人間、死ぬときはどこにいても死ぬ。自分の命を惜しんでこそこそ隠れているような指導者に一体誰がついてくるというのだ』

 

『人間にとって最も重要な資本は金ではない。人間こそが、最大の資本なのである』 

 

『人民の97%が革命を信じなくても、私は戦い続ける。革命を信じるのが私一人になっても戦い続ける。なぜなら革命家とは、たとえ一人になっても、理想のために戦い続ける人間だからだ。』

【参考リンク】カストロ 名言/格言|インクワイアリー

 

 

私が大学生の頃、サッカーコーチをしながらスペイン語を勉強していた時のことでした。図書館で偶然手に取った本がきっかけでフィデル・カストロという人物を知ることになったのです。

その時の本がこちら↓ 

この本はとても素晴らしいことがたくさん書かれているのだけれど、とりわけ子供たちにどうやってサッカーを教えれば良いかを日々考えていた私はとても感銘を受けました。

この本の一節をノートに書いていたので、ご紹介しましょう。

 

 カストロ10歳・・・ 

「時々、山に登って2時間ほど待たせたことがありました。しかし、そんなことをしているときに批判などされませんでした。私が遅れてきたのは大変な努力をしてきたからだということになれば、先生方はそれを冒険心や粘り強さの証明だとみていたのです。危険や困難な活動でも、それをやめろと言ったりしませんでした。」

 

「彼らがどうやって私にやる気を出させたかですって?

私がそれをやろうとするのを決して邪魔しなかったのです。

ときには他の生徒が乗ったバスを2時間待たせていたのに、なかなか戻ってこなかったということがありました。

別の時には、突然のどしゃ降りで増水した川を、危険を承知で渡ったこともあります。それでも彼らは待っていてくれて、しかりもしませんでした。つまり彼らは、生徒の中に彼らが好意をいだくなんらかの特徴をみとめたならば、それを奨励したのです。冒険心や自己犠牲の精神、努力する意思などを伸ばして、生徒を弱虫にしないとの覚悟だったのです。」 

 

サッカーコーチをしていた当時、子供たちを取り巻く大人の多くは、私には過干渉にみえたし、そうしなければならないかのような空気感が私は嫌だった。しかし、このカストロの少年時代のエピソードを読んでなんだかとてもスッキリしたのを覚えている。

自分の意志で、主体的になにかをやることが大事なんだとカストロは言っている。

私はフィデル・カストロという人間から大事なことを学んだ。それはいま私の人生を有意義なものにしてくれている。

 

彼の思想に触れることができて本当に幸運だったと思う。

 

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…