先日、仕事でこんな出来事がありました。
電車の遅延で先方さんとの打合せに遅刻寸前、私ともう一人の担当者は駆け足で駅の階段を上っていました。その時、盲目の方が大きな荷物を持って階段を辛そうに降りてくるの目にした私は咄嗟にその方の荷物を持ち、支えながら一緒に階段を降りました。
それを見た担当者は、「じ、時間が… 今はそんなことよりも急がなきゃ」と私をたしなめます。
私は、「そんなことではないよ。こっちの方が大事だよ。階段から足を踏み外したら怪我するかもしれないし、打合せ遅れたなら先方さんに謝れば良いだけのことでしょ」と。
大事なものを見失ってはならない
どんに仕事ができても、どんなに生産性が高くても、人を想う心(尊重する心)を持たない人間にはなってはいけないと思う。目の前の困っている人すらサポートすることができない人間に良い仕事などできるわけがないと思うのです。
サッカーも同じです。
どんなに上手くても、どんなに身体が強くても、人を想う心(尊重する心)を持たない人間は良いサッカー選手になれないのです。仲間をリスペクトし、相手をリスペクトすることなしにピッチに立つ資格はないと私は思う。
人として大切なことを忘れてはいけない。人として大事なことを見失ってはいけないと思います。
誤解してほしくないのですが、私は自分を犠牲にして人をサポートするという感覚はまったくないのです。困ってる人をサポートすることで全く知らない人とコミュニケーションをとることができる貴重な機会であり、しっかりサポートができれば感謝もしてもらえます。気持ちのよいことです。
つまり、これは自分の為にやっていることなんです。
自分の為にやるからこそ、チームの為になる
自分のためにやるからこそ、
— スポーツ選手名言集 (@nanda_goods) 2016年10月27日
それがチームのためになるんであって、
チームのために、
なんて言うヤツは言い訳するからね。
王貞治(プロ野球)
サッカーの本質を追求する旅はつづく…