『BLUE GIANT』というJAZZ漫画が私は大好きだ。
苦しい時、追い込まれている時になぜかこの漫画に救いを求めて読んでしまうのだ。
そして何度救われたことだろう。
JAZZで己のすべてを表現する若い登場人物たちの姿に…
自分の音を表現することにすべてを賭ける情熱、生き様が描かれているのだ。
”生きる”ということの本質を思い出させてくれる。
想いや愛情、情熱を失ってはならない
主人公の宮本大は常に人の心を、想いを大切にする。
お金はなくたってなんとかなるけれど、心をなくしたら… 想いや愛情、情熱を失ってしまったら… それほど悲しいことはない。
そんなことをこの漫画を読むといつも感じさせてくれる。
言葉にできないものが人の感情を動かす
どれだけの感情を言葉に変換できるのだろうか。
相手に自分の想いをどれほど言葉で伝えることができるだろうか。
いま、自分が感じていることを言葉で伝えられることはきっとほんの僅かしかない。
私が感情を動かされるのは圧倒的な感情表現だ。それは言葉で表現することができない領域のもの。
音楽を通じて表現されるものに圧倒的に感動することや、
サッカーを通じて表現されるものに圧倒的に感動するのはなぜだろうか…
それはきっと気持ち、想いがストレートに見る者に伝わるからなのだ。
言葉というフィルターを介さずにまっすぐに心に響くとき、私は感動する。
自分をさらけ出すこと
音楽もサッカーも同じだ。自分をさらけ出せずして最高の表現をすることはできない。
技術や基礎は本来最高の表現を生み出す為のベースなのだ。カタチに捕らわれてはいけない。どんなに上手くても人の感情を動かすことはできない。
根拠のない自信と圧倒的な行動が自分をつくる
「世界一のジャズプレーヤーになる」と決めること。
主人公の宮本大は、恥ずかしげもなくそう公言した。そして、そうなるための圧倒的な行動を続け、本物になっていく。圧倒的な行動は決して裏切らない。ハンパな行動ではだめなのだ。2倍3倍の行動量が人生を変える。
考えるより感じること
音や身体で表現することの多くは考えるより感じることなのだ。
即興というのは考えながら生み出すことはできない。感覚が楽器に宿る。感覚がボールに宿る瞬間にすべてが繋がる。
人間が失ってはならない根源的な感覚を大切にしなければならない。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…