サッカーはどうしたら上手くなりますか?
このようなことを聞かれることが度々あるのだけれど。
私は多くの場合こう答えている。
「誰かに教わろうとしないこと、自分の好きな選手の考えてそうなこととか、どういう感覚でプレーしてるのかを想像すること、それを自分でやってみること。これを繰り返すこと。」
でも本当に伝えたいのは…
”柔らかくあれ”ということ
サッカーで良い表現をするためには柔らかくあることが大切なのである。
柔らかさの大切さをバルサのロンドが教えてくれる。
Humillante rondo del Barcelona a Jordi Alba y Rakitic • 2016
凄まじい速さでボールが行き来する。そして鬼との駆け引きを絶えず行う中で、フワッとボールを浮かしたり、シュートのような強烈なパスを織り交ぜている。ボールが生き物のように動く様は芸術的でもある。
このロンドをよく見ていると、選手たちに余計な力が一切入っていない。シュートのような強烈なパスがいつくるかわからない状態で柔らかくいられるということが一流の条件のようなものなのだ。
柔らかさが根本にないと速さや強さは出せない
自分を柔らかい状態にしておくことで自分の能力が惜しみなく出せるようになる。
力が入っている選手が良いトラップなんてできない。硬い選手が緩急のあるドリブルなんてできるわけがないのだ。
一流の選手はみなキワのキワでも柔らかさを失わない。バルサの選手はみなダラっとしてる。自然体が一番力を発揮できるということ。
本気でやれ!全部出せ!というと大体硬くなる。なぜなら多くの大人はカチカチに力が入っていないと納得しないからだ。本気でやってる感じを出さなきゃ納得しないからだ。大人が要求する”本気”の価値観を変えなければならない。
柔らかければ、ゆっくりもできる。速くもできる。強くもできる。
柔らかく。
もっと柔らかくあらねばならない。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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