居酒屋のメニューにモヒートがない。「じゃ作って(笑)」と子供のような笑顔で店員さんに微笑む屋良さん。「とりあえずラムにオレンジ入れてガムシロいれてくれたらモヒートっぽくなるっしょ」
即席のモヒートを飲みながら屋良さんは言った。
「なぜブラジルは強いか?そりゃ遊んでるからでしょ〜」
ブラジルのプロとアマチュアクラブを行き来し、エクアドルやコロンビアでプレーした屋良さんはサッカーで大切なのは”遊び”であると何度も何度も口にした。
今回は屋良さんの語る「サッカーの本質」のプロローグとして屋良さんのクラブ、エスコリーニャを紹介したい。
『エスコリーニャ やら・り~の気持ち』
サッカーは本来『遊び』
サッカーは本来『あそび』なんです! 私たちが昔、日が暮れるまで遊んだ『鬼ごっこや缶けり』と同じレベルであるべきだと思うんです。。。
実際、小学生年代、遊びとしてサッカーをして、ジュニアユース年代から徐々に競技志向へと強度を上げていった選手と、小学生年代から競技として試合、試合と繰り返して「○○大会優勝! だの、ベスト8』だの競って育って、更にジュニアユースで競技志向を強めても、結局その先ユース年代やプロとしてサッカーを続けられる選手の数は、あまり変わらないんです。(プロになるような器の子は、指導者が潰しさえしなければ、順調に育ちますから・・・)
かえって、小学生年代から、プレッシャーのかかった試合や○○トレセン、○○選抜など、周りばかり気にして、サッカーを続けてきた選手は、逆に、その年代で習得すべきだったスキルや、間合い、あそびゴコロを得ておらず、すべてにおいてガチガチで特徴のない雑な選手になってしまっていることが多いのです!(トップトップの選手は別でですよ)
それどころか、小学生年代で、自分よりうまい選手達(J下部選手など『まあ。この年代は、身体能力が高く成長が早いだけのこともあるのですが、子どもたちはそんなことには気が付きませんからね』)との差をまざまざと見せつけられるため、気が付いてみれば、早い段階で『燃え尽き症候群』と同じ症状のままプレーすることになってしまうのです。
ですから、そんな状況で続けても中学校2年生あたりで、自分のやってることにモヤモヤし、周りと比べて劣っていることばかり目についてしまう。
一生懸命やってきても成果の上がらないことなんかやめたくなってしまうのでしょう!
『中2病』ってやつです。
でも、小学校年代『井の中の蛙』だった子は、中1あたりから順調に健全に強度を増す競技サッカーが楽しくてしょうがなくなるので、そんなことにはならず、メキメキと頭角を現していき競技レベルのサッカーで活躍していくのです。
しかも、たとえ競技レベルにならなかった子でも、こんな楽しい思いだけをしてきたサッカーですから、ずーっと続けるのです。(この方が、楽しかったりして・・・)
楽しそうで始めたサッカーに夢をもって、段階を踏んで強化していくためには、小学生年代ではサッカーをして遊んだ方がいいんです! しかも、その方が、すごくなるんです!
ですから、エスコリーニャでサッカーをして、遊びましょう!!
絶対楽しいですし、ゆっくりゆったり、足元のテクニックがつきますから・・・。
だから、エスコリーニャは、サッカーを楽しんでうまくなりたい子。初めてやる子を求めています!!
サッカーに限らず、練習をたくさんするチームより、たくさん遊ぶチームの方が全然上手くて強かったりする。 やらされる者と自らやる者の違いは歴然であり、ルールを守る者とルールを破る者の違いなんだと思う。
— KEI 辛抱の11月 (@Keivivito) 2015, 11月 20
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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