練習するチームより”遊ぶ”チームの方が上手くなる
サッカーに限らず、練習をたくさんするチームより、たくさん遊ぶチームの方が全然上手くて強かったりする。
やらされる者と自らやる者の違いは歴然であり、ルールを守る者とルールを破る者の違いなんだと思う。
— KEI 辛抱の11月 (@Keivivito) 2015, 11月 20
サッカーは本質的には”遊び”なのだ。この”遊び”をビジネスにしようとするのは大人だ。サッカーを教えてお金をもらおうと考えた大人がお金をもらうからにはキッチリ教えなければいけない。お金を払う大人もキッチリ教えてもらわなければならない。ということになった。練習中に遊ぶことなんて、大人が許さない。サッカーの本質を伝えることなどは忘れ去られ、いかに評判が良いか。いかに健全な運営ができるか。いかに儲かるかなどが重視されるようになった。
しかし、皮肉なことに、そんな外からの目を気にした練習ばかりをやるチームよりも、ひたすらサッカーを遊ぶチームの方が圧倒的に上手くて強かったりする。ボールを蹴る楽しさと喜びを表現することがサッカーの本質なのである。自分の内から湧き出るそのプレーしたくてたまらない感情を思う存分解放することこそがサッカーなのである。
誰かにやらされてはいけない。
サッカーの神様は「自分を解放しろ」と言っている
ピッチで自分のすべてが出せているか?
中田英寿はこう言った。
「日本人は自分の能力を100%発揮する術を知らない。」と
ネイマールはこう言った。
「日本代表は必死さが足りなかった。僕らブラジルでも泥臭く攻め続けるのに格好を気にしているように見えた」
サッカーの神様はきっとこう言っている。
「もっと自分を解放しろ」と
コーチや尊敬する誰かの言葉に耳を傾けることも大事だが、一番大事なのは自分の内なる声に耳を傾けることだ。自分のすべてを出すことは恥ずかしい。自分の必死な姿を見せることはカッコ悪いという感覚は、すべて自分以外の外からの目を気にしたものであるということだ。これほどまでにダサいことはない。
ピッチで自分のすべてをさらけ出すことができなければ、真剣な遊びも、真剣勝負もできない。
自分を解放するんだ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
p>スポンサードリンク
おすすめコンテンツ
◆人気記事5
②ボールを簡単に奪われるということはボールを持つことの喜びを知らないということ 〜リケルメが王様である理由〜
③”教える”ということは”教えない”ということ 〜本当に大事なのは”美しさとはなにか”を感じさせること〜
④足が速くてもプレーが遅い選手はピッチに立てない 〜美しいパス回しの本質〜
◆育成年代観戦レポート
・東京国際ユース大会2015 ボカジュニアーズやコリンチャンスの戦いの本能…サッカーで最も大事なのは自分を表現する力 -
・上手いとか下手とかよりも大事なこと 〜U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2015〜バルセロナU-12の上手さとエスパニョールU-12の8番の雰囲気
・小さなバルデラマが魅せる”球際の感情表現”〜バルサU-12〜チャビシモンズの圧倒的な表現力
・生き抜く力、戦う気持ちを育てるということ 〜エスペランサU-15 vs. 鹿島アントラーズノルテ〜 -
・扱いやすい選手にするのではなく、自力で解決できる選手を 〜蒼天のエスペランサカップ〜スエルテジュニオルスの力を抜くサッカー
◆名将の言葉
・最高の能力を引き出すためのアイデアやルールを創造すること 〜ペップ・グアルディオラの言葉の本質を読む〜
・シメオネの名言 ”命を燃やす闘将の言葉”「今日は人生で最後の試合」
・いつまでも夢を追いかける馬鹿なサッカーマンを育てる セゾンと野洲を育てた岩谷篤人
◆おすすめ作品
・私の愛するサッカー漫画10選 〜漫画で得たインスピレーションから創造する〜
・サッカーとラテンを愛する人に紹介したい最高の映画 〜シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜
・情熱に溢れた美しく儚いサッカー映画 〜『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』〜 - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは