「こうあるべきだ」とされるものから自由にならねばならない
「こうあるべきだ」とされるもののこの模倣が、恐怖を育み、そして恐怖が創造的な思考を殺します。恐怖は精神と心を鈍らせ、私たちは人生の意味全体に対して鋭く目覚めていることができなくなります。私たちは自分自身の悲しみに対して、他の人たちの微笑や惨めさに対して鈍感になるのです。
— Krishnamurti (@krishnamurtibot) November 13, 2015
これはサッカーでもそうなのだけれど、サッカーはこうあるべき、教育とはこうあるべき、というものの模倣が創造性を壊してしまっているように感じている。サッカーに決まった答えはない。無理やりなにかの枠に括ったり、決めつけたりすることで可能性は小さくなる。
進んで何かをやりたくなるな自発的な空気感を醸成していこう
北風よりも太陽になろう。何かを強制するのではなく、自ら進んで何かをやりたくなるような、自発的な空気感を醸成していこう。多分、いま、世の中には北風が溢れ返っている。寛大な包容力を持った太陽が足りない。他人に厳しくあるためにではなく、お互いを元気づける為に使ってこその命だ。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) November 13, 2015
世の中には北風が吹いている。みんなと同じでなければいけない。ルールを守らなければならない。社会の常識に忠実であらねばならない。そういう風に考えることが正しいと思い込まされている。でも多くの人が本当に求めているのは真逆のことである。もっと寛容で他人と違う自分を理解してほしい。誰かと違ってもいいじゃないか。と切実に感じている。
本当は誰かに何かを”教えなければならない”という発想自体がナンセンスで、自ら進んで何かをやりたくなるような、自発的な空気感を醸成していくことが大切なのである。
おそらく、「他人に迷惑をかけない」というモラルが過剰に尊重されると、「皆と同じようにふるまわないといけない」「他人の気分を害してはいけない」「空気を読んで自重すべき」という感じの、右顧左眄社会になる。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) November 2, 2015
リスクを取り除くから子供は弱くなった
子どもたちの未来を潰してるのは、おとなの過度な関与。指導者も、親も、まわりのおとなも。
おとながいなかった公園はたのしかったな。木に登ったり、あぶないこともたくさんしたり。
自戒をこめて。
— ……。 (@okayama_f) November 5, 2015
サッカーの指導に携わった時に痛烈に感じたのは、大人の過剰な関与、過保護だった。
これによって子供は自分ではなにもできなくなり、弱くなっていく様を見てきた。
チャレンジさせなきゃ成長なんてありえない。失敗をさせないように、怪我をさせないようにあらゆるリスクを取り除いたら強い人間は育たない。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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