感じることに集中できれば相手の考えていることがわかる
ボールを持ったら自分を解放しろ。考えるな。自分が感じていることに忠実にならなければならない。自分の身体で相手を把握するんだ。頭で考えてる時間なんてない。集中すれば必ず感じることができる。相手がどこから来るか分かるし何を考えているかもわかる。
ボールを持ったらありのままの自分を表現するだけだ。
ロビーニョはピッチで軽やかに踊る
相手の身体の動きを見ながら狡猾にフェイントを入れる。
相手の身体がついて来れなくなるまでフェイントを入れ続ける。
羽が生えたかのように軽やかに舞い、相手の逆を取るまで踊り続ける。
これがブラジルのサッカーの本質である。音を感じ、リズムを身体で表現する。その表現は陽気で柔らかく軽やかである。ロビーニョは身体が感じることを忠実に表現している。
【ロビーニョ】ここまでドリブルにこだわる選手を未だ見たことがない / ブラジルのサイドアタッカー / Robinho
本能のままにカテナチオを壊す
イタリアのカテナチオを壊すには、相手の想像を越えなければならない。相手の想定を超える動きをしなければならない。強固な守備を崩すにはどうすれば良いのだろうか。
相手の想像を超えるパスを、相手の想像を超えるドリブルを、相手の想像を超えるシュートが必要だ。このシーン。ロビーニョのドリブルは常に相手の想像を上回った。相手の至近距離でこれだけリズミカルなステップをされては百戦錬磨のディフェンスもどうすることもできない。そのステップには緩急があり、しなやかなバネは相手にシュートの危険を予感させる。ロビーニョをみよ!
ボールを愛しているか?
もっとボールを愛していい。サッカーを愛していい。ボールを持ったら自由になっていい。相手が転ぶまでフェイントしてもいい。パスしなきゃいけないなんてルールはない。ボールがきたらいつまでも持ってていい。相手に取られるまでずっとドリブルしたっていい。ボールを取られなきゃいい。悔しかったらとってみろと言ってやればいい。 ボールを持てない奴は文句を言う。早く出せ。蹴れ。と。そんな奴の言うことなんて信じなくていい。
常に見るものの想像を超えるということ
サッカーを習い事にしたのは誰だ。サッカーはこういうもんだと決めつけるのは誰だ。
サッカーは習い事じゃない。サッカーに決まった答えなんかない。ゴールまでは無限のルートがある。ピッチでプレーする選手ひとりひとりがみんな違う答えを持っている。
誰かの声に惑わされるな。常識を疑え。サッカーは限りなく自由なのである。
ブラジルのジンガを見よ
サッカーは考えることよりも感じることが大切なのである
サッカーの本質を追求する旅はつづく…